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倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

阪神淡路大震災から26年 「がんばろう1.17」

2021-01-18 | 日記

1/17 Sun.

 

この日「1.17」は、阪神淡路大震災が発生した日です。

被災した中心的都市である神戸市をはじめ、関係する多くの地域で 鎮魂の灯が点(とも)され、犠牲者への追悼と回顧の思いが巡らされたことが報じられていました。

 

 

 

 

私自身、あの日の報道は 戦慄をもって受け止めたところでした。

26年前の1995年(平成7年)1月17日5時46分、兵庫県沖の明石海峡を震源として マグニチュード7,3の大地震(兵庫県南部地震)が発生し、阪神・淡路エリアに甚大な被害を及ぼしました。

 

 

 

高速道路の高架が倒壊するという にわかには信じ難い映像が流され、また 白馬村からのスキー客(復路)を乗せた夜行バスが、落折した高速道路の架上で あわやのところで転落を免れているところも配信されていたのが 今も強く印象に残っています。

 

 

 

M7を超える大きな揺れは、家屋といわずビルといわず あらゆる建屋にも大きなダメージを与え、神戸市の市街でも多くのビルが倒壊している様子が伝えられていました。

 

 

 

 

 

また 発災時刻が朝であったことから、朝食の支度のために多くの家庭が「火」を使っていたこともあり、被災地のあちこちで火の手が上がり それが被害を大きくしたことも併せ伝えられていました。

 

 

 

 

時節の移ろいは早く、あれから もう四半世紀以上が経過したことになります。

この日の朝も、神戸市内の公園には「がんばろう 1,17」の文字が 竹や紙で作った灯籠で形づくられ、地震発生時刻には 関係する方々が手を合わせておられたことが報じられていました。

 

 

 

 

あれから26年。あれだけの大震災が発生した後も、列島各地では さまざまな形態の自然災害が後を絶ちません。

私たちは その度に、過去の経験に基づいて被害の最小化に努めるところですが、自然の猛威は そんな人々の努力を凌駕し、被害を及ぼし続けております。

 

そして今、社会は 新型コロナウイルス陽性感染症という、目に見えない疫病による「災害」に見舞われているとも申せます。

この厳しい状況を乗り越え、再び平穏な社会を取り戻すことは 容易ならざるところでありますが、戦禍を乗り越え、あまたの自然災害を乗り越えてきた私たちは、きっと このコロナ禍も 市民(国民)一人ひとりの取り組みにより乗り越えることができると信じて止まないところであります。

 

 

社会では、阪神淡路大震災を契機に「災害ボランティア」が定着したと言われています。

災害の際に まさに手弁当で被災地に駆け付け支援を行なう。まさに「利他・他愛の精神」の為せる善行であります。

この「災害ボランティア」さんは、さきの令和元年東日本台風の際にも 長野エリアだけで実に述べ7万人もの人たちが入ってくださり、多大なご支援をいただきました。

 

 

 

 

そんな「利他・他愛の精神」を、現下のコロナ禍においても 違った形で発揚してもらえれば、と。

それは即ち「自分以外の人に(コロナ感染症を)移さないこと」でしょう。

〝コロナウィルス災害〟においては、何も特別な支援活動をすることはない…一人ひとりが自覚をもって行動し 自分以外の人に移さないことを最大限努力することこそが (現時点では)最大・最良の〝他愛行動≒ボランティア〟ではないか とも思うところです。

 

それら(適切行動)の積み重ねにより、いつの日か 互いに笑顔を交わせる日を迎えよう。

心から思うところであります。

 

(神戸市長田区の 鉄人28号モニュメント)

 

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