この日(26日) 私の住む川中島地区で、公示した参議院議員選挙に立候補している「杉尾ひでや」候補の個人演説会が行なわれ、多くの方々が参集されました。
今回の参院選は、世界的には ウクライナ情勢や各地の異常気象等による食糧・燃料不足(不安定供給)や 対立構図などに伴う情勢不安、国内的には コロナ禍の傷が癒(い)えない中での社会経済の復興の重要性 しかしながら定まり切らない政治状況への対応、格差や貧困の連鎖の中でのあまねく国民の生活環境の向上など、多くの課題が横たわる中 誰に国政を託すべきか、誰がこの厳しい状況に耐え得る存在であるかを見極める 非常に大切な選挙であると申せます。
私自身はリベラルな考えを有するものであり、政治の〝一強状態〟に危機感を覚え そこには適切な「ブレーキ役」の存在が不可欠であると思っています。
自分が身を置く長野市議会においても、最大会派が議会で跋扈(ばっこ)することに異を唱える中で かつて在籍した最大会派を飛び出し、(長野市議会においても)議会におけるチェック&バランスの役割を果たすべく活動を重ねている者の一人です。
そのような「議会の役割」に立ち、私は今回も 立憲民主党公認の「杉尾ひでや」候補を応援する立場で動いています。
もとより(前掲の)世界的な世情不安の大きな要因となっているウクライナ情勢、しかしながら現政権ならびに右寄りの勢力は この期に乗じて日本の防衛費増額による軍備増強・専守防衛を逸脱し先制攻撃を踏まえた自衛隊の〝軍化〟へと舵を切ろうとしており、このことはどうしても防いでゆかなければなりません。
また 食糧や燃料など 生活に欠かせない物資の供給不安や円安傾向などにより社会経済は困窮の度合いを増しており、これに対するバラマキ政策にも限界があることから、わが国の将来を如何(いか)に成すべきかの議論を更に深めてゆくことが求められています。
そのような中で迎えた参議院議員選挙。
私たちは、このような厳しい〝待ったなし〟の状況下で 誰にその議論を付託すべきか、今回の立候補者の中から選択しなければなりません。
その故をもって、政党間の対立の構図を差し引き全体を見渡したうえでの いわば〝消去法〟に基づく選択の中でも「杉尾ひでや」候補が適任ではないかと思い及んでいるところです。
従前にも触れましたが、ややもすると参院選は 政策論争を蚊帳の外においたまま〝人気投票〟と化してしまったり 具体的な議論も無いままに推移してしまうところがありますが、ここはひとつ冷静に状況を見定め、貴重な一票を行使するべきと強く認識するものの一人です。
この日の集会、言っては何ですが 比較的年齢層が高い中、地区内に住む若い女性の方(Aさん)が 杉尾ひでや候補の必勝を期して「激励のことば」を述べてくださいました。
そのタイトルは「杉尾ひでやさんへ 3つのお願い」です。
ご主人と一緒に2人の子育てをしながら 自らも働きながら家庭を支えるAさんは、日々の暮らしの中で思うことを「3つのお願い」に込めて表現してくださいました。
「お願い その1」今の物価高騰を何とかしてください。
海外のウクライナ情勢などに伴う 小麦製品やさまざまな食料品・生活用品の値上げは確実に家計を圧迫しています。特に食料品の値上げは 家計のエンゲル係数を上げる一方で困っています。
また、クルマが必需の長野においては ガソリンなどの燃料値上げも深刻です。せめて 今の高値のうちだけでも 価格抑制の手立ては打てないものでしょうか。
「お願い その2」戦争の無い平和社会を守ってください。
一部の国会議員の中に、今のウクライナ情勢を理由に「軍備増強」や そのための「憲法改正」を主張する人がおり 本当にそうなってゆくのか心配でなりません。
もし そんなこと(戦争)になったら、真っ先に戦地に行かされるのは 私たちの子どもたちの世代であり、そんなことに耐えることはできません。
「お願い その3」政治をまっとうな方向に導いてください
政治は素人(しろうと)の私が見ても、今の政治(国政)は おかしな方向に向かっていると思えてなりません。どうか国会において 国民に分かりやすく「まともな議論」をしていただき、一部の人たちが暴走しないようブレーキをかけながら 国を正しい方向に導いてください。
自らの 日々の生活を踏まえた「3つのお願い」には、聴衆の方々も大きく頷(うなず)きながら 共感の拍手を送っておられました。
おそらく 杉尾ひでやさんも、彼女の「心の声」をシッカリと胸に受け止め「3つのお願い」に応えられるよう、これからも走り続けてくれると思います。
その後 参加者全員からの大きなエールが送られ、杉尾ひでや候補は 次の会場へと飛び出してゆきました。
参議院議員選挙は まだまだ序盤。
私たち有権者には、候補者や各党の声を聞き 真にふさわしい候補をじっくりと見定めることが求められています。