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倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

新型コロナウィルス禍?地銀が投石被害に =いわれ無き蛮行に怒り= 

2020-07-25 | 日記

7/24 Fri.

◇職員のコロナ感染を公表した地銀小諸支店が投石被害に遭う

テレビのローカルニュースで、自店の職員が 新型コロナウィルスに感染したことを公表した地方銀行の支店が、23日の深夜に店舗正面の窓ガラスを割られる被害があったことが伝えられました。

 

 

 

 

報道によると、23日午前1時過ぎ こちらの地銀小諸支店の防犯装置が異常を感知、警備会社が駆けつけたところ 玄関の強化ガラス1枚が割られていたとのこと。

 

 

 

店内と周辺にはコンクリートの破片がありましたが 店の中が荒らされるなどの被害は無かったということです。

 

 

 

 

実は、こちらの地銀では 今月20日、この支店の職員が新型コロナウイルスに感染していたことを公表していたのです。

 

 

 

その後 同支店には、激励に交じって「なんで オタクの行員(こういん)がコロナに罹(かか)ったんだ!」などと中傷する電話もあったということで、そのため 今回の投石は(感染者を)公表したことと関連があることも考えられるところですが、それらも含め 被害届を受理した警察が器物損壊事件として捜査を始めたとのことであります。

 

 

 

もし 事件の犯人の犯行動機が「この支店の職員が新型コロナウィルスに感染したから投石した。」ということであれば、それは許し難い蛮行であると断ずるところです。

新型コロナウィルスなどの感染症については、自ら進んで感染する者など居るハズもありません。

そのうえで 同支店においては、不特定多数の顧客が出入りする業務の性格上 敢えての形で公表に踏み切ると同時に 消毒などの感染拡大防止措置を取るなど、いわゆるコンプライアンスに基づき適切な対応を果たしています。

 

その真摯な取り組みに対し向けられたものが「投石」とは・・・。

これらの「コレラ感染バッシング」は、(感染者の)個人名や自宅・勤務先の特定など いわゆる野次馬行為が過激化することにより、図らずも感染してしまった人を いかにも悪いことをしでかしたように論(あげつら)うことが問題視されています。中には 近所から〝村八分〟にしたり、他県では感染者宅の塀に落書きするなどの心無い行為がされたことなどが伝えられていたことを 私も側聞していました。

そんな愚かな行為が、よもや 私たちの住む この信州で起きたとは・・・この報道を聞いた時は、怒りと共に 何とも情けなくやりきれない気持ちにさせられてしまいました。

感染してしまったことに対し、同情こそすれ〝責める〟などという的外れな心理に至り、そして あろうことか投石などという危険で卑劣な行為をしでかすとは。

 

 

今回の事件報道は、奇(く)しくも 先日のブログ記事にもつながることと思います。

新型コロナウィルスに感染することにより 結果、個人名や企業名が晒(さら)されることになってしまう。

その起きてしまった事実に対しては、(行政とすれば)いわば「ウィルス憎んで 人を憎まず」のスタンスで事(こと)に臨む。すなわち、個人(起業)情報は でき得る限り守ることを基本姿勢に社会と向き合うべきところです。

 

 

今回の事件は 改めて私たちに、新型コロナウィルスが持つ〝さまざまな面の怖さ〟を知らしめることになりました。

第一義には 罹患者の健康を脅かす被害。そして 感染拡大防止のために社会活動の停滞が余儀なくされ、ウィルスに感染しなくとも及ぼされる 経済面などの日常生活におけるさまざまな悪影響。

そしてさらに、目に見えないコロナ禍への恐怖に起因する 他者(感染者)への差別や偏見などの「心の暴力被害」が及ぼされ、今回は それが行動(投石)によって表(おもて)に出ることとなってしまいました。

 

未だ収束をみない「新型コロナウィルス禍」これからの私たちの社会生活の中で、まだまだ悪しき影響が及ぼされることを懸念するばかりです。

 

 

 

 

 

 

◇本来であれば・・・7月24日は「東京オリンピック2020開幕の日」

この日 7月24日は、東京オリンピック2020大会の開会式が予定されていた日でありました。午後8時から東京都新宿区の「国立競技場」に世界中からアスリートが集い、平和とスポーツの祭典が 華やかに開幕するハズでありました。

しかし現実は、今般の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け 開幕は来年の7月23日に延期されるを余儀なくされています。

 

世紀の祭典 オリンピックまでも延期に追い込んだ新型コロナウィルスは、今後 どのような推移を辿るのでしょう?

さまざまな経緯を経てなお収束の兆しは見えず、来年に延期された大会の開催すらもどうなることか、全てが未詳のうちにあります。

 

今はただ、とにかく自衛に努め 私たち一人ひとりが感染拡大防止を徹底すること。それが せめてもの国民の務めと思うところです。

 

 

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