10月23日(日)、第66回高知県高等学校生徒理科研究発表会が高知県教育センター分館において開催されました。この行事は、県内高等学校の理科(科学)分野の研究クラブ・同好会などの生徒による研究の発表会です。
物理・化学・生物・地学・広領域の5部門に関する自由な研究テーマで、それぞれのグループが継続して取り組んできた研究の成果を発表しました。
今回は6校の高校から8チームが参加しました。
発表時間は15分以内と定められており、発表後、審査員や会場の参加者から質問を受けます。予想もしてなかった質問に対しても、懸命に答える姿が頼もしく見えました。
8チームの発表が終わり、審査の結果を待つ間に、交流会が行われました。異なる学校の生徒どうしがチームとなり、『月でのサバイバル』という科学的なゲームに挑戦しました。初めて出会った高校生どうしが、和気あいあいとゲームに参加していました。
交流会の後、審査結果の発表と表彰式が行われました。上位の3チーム(最優秀・優秀)は、日本学生科学賞(読売新聞社他が主催)の中央審査に推薦されます。
【最優秀】 土佐塾高校 天文部 「高知県の夜空の明るさ 2016」
【優 秀】 四万十高校 自然環境部 「磁石と電気による走行実験」
春野高校 科学部 「簡易吸光光度計の作成
~植物プランクトンの直接測定を目指して~」
その他の入賞は次の通りです。
【高知県教育文化祭賞】 春野高校 科学部 「既存生物を使った淡水浄化
(奨励賞) ~バイオマニピュレーションの試み~」
【奨励賞】 中芸高校 科学愛好会 「学校におけるDust及びDustball
について」
春野高校 科学部 「天然物で輪ゴムの劣化を防げるか」
【努力賞】 高知南高校 科学部 「カメの運動能力Ⅰ
~ミシシッピアカミミガメの登坂能力~」
高知小津高校 生物部 「グッピーと光の関係」
今回発表されたレポート等の資料は、後日、研究要項集として印刷製本され、県下の高等学校に配布されることになっています。