ここ2年間くらい資産系バリュー投資家としてやってきた。売上規模・利益規模が無成長下を想定した投資をしてきた、生粋のバリュー投資家だ。
何故私は成長性を無視してきたのか。それは成長性は移ろいやすく、長期投資家としては関わらない方が良いと考えているから。しかし、結局みんなが成長性を重視する。故に株価もそれに引きずられる。最近はその傾向をいやがおうにも目の当たりにしてきたからと言える(=結局は買い時を逸し、乗り遅れたという事でもある)。株価は人の気分や気持ちで動く。キャピタルゲインを狙う身としては成長性は無視できるものではないなと感じるに至る。
ただ割安性と言う点も加味した上での成長性を考えるってところがポイントかとも感じる。そこでいわゆる割安成長株を測る指標として何が有効かと言えば、PEGだろう。成長率とPERで出来た混合指標である。
・PERを一株利益成長率(の数字)で割って算出する。PEG=PER/ESP Growth。
・PEGレシオは1~2の間が標準的で、2を超えると割高、1未満なら割安
例えばPER5倍ベースで成長率が20%とか。そういう銘柄もある(らしい)。この場合はPEG0.25倍となって非常に良い取引条件であると言われている。例えば来期もPEG0.25倍であれば(=PER一定、成長率一定なら)、直近一年間の利益成長がそのまま株価に反映される事になる。成長率30%であれば株価も30%上昇すると。ただ成長率自体は非常にはかないモノなので何時かは消える。5年以内に姿を消すといっていい。それでも人の意識をひきつけてやまない。
因みに一般的には一株利益成長を成長率として使うのだけども、私はここを売上成長*売上営業利益に分解して考えた方が良いと考える。何故なら企業成長を微分化したようなESP成長率ではいずれちょっとした企業内の歪みでESPが負の成長をするのは目に見えてるので注意が必要。というか、そもそも利益成長はほんものの成長ではない。本来であれば、企業規模そのものが一定の成長率を伴って拡大しており、それを加味した上で割安かどうかを論ずるほうが賢明な気もする。とか。
でも結局、世の人がESPベースで成長率を計算し、それをベースにしたPEGを使って銘柄を図るのであれば、上記の自分の論は意味が薄いとも言えてしまう。
何故私は成長性を無視してきたのか。それは成長性は移ろいやすく、長期投資家としては関わらない方が良いと考えているから。しかし、結局みんなが成長性を重視する。故に株価もそれに引きずられる。最近はその傾向をいやがおうにも目の当たりにしてきたからと言える(=結局は買い時を逸し、乗り遅れたという事でもある)。株価は人の気分や気持ちで動く。キャピタルゲインを狙う身としては成長性は無視できるものではないなと感じるに至る。
ただ割安性と言う点も加味した上での成長性を考えるってところがポイントかとも感じる。そこでいわゆる割安成長株を測る指標として何が有効かと言えば、PEGだろう。成長率とPERで出来た混合指標である。
・PERを一株利益成長率(の数字)で割って算出する。PEG=PER/ESP Growth。
・PEGレシオは1~2の間が標準的で、2を超えると割高、1未満なら割安
例えばPER5倍ベースで成長率が20%とか。そういう銘柄もある(らしい)。この場合はPEG0.25倍となって非常に良い取引条件であると言われている。例えば来期もPEG0.25倍であれば(=PER一定、成長率一定なら)、直近一年間の利益成長がそのまま株価に反映される事になる。成長率30%であれば株価も30%上昇すると。ただ成長率自体は非常にはかないモノなので何時かは消える。5年以内に姿を消すといっていい。それでも人の意識をひきつけてやまない。
因みに一般的には一株利益成長を成長率として使うのだけども、私はここを売上成長*売上営業利益に分解して考えた方が良いと考える。何故なら企業成長を微分化したようなESP成長率ではいずれちょっとした企業内の歪みでESPが負の成長をするのは目に見えてるので注意が必要。というか、そもそも利益成長はほんものの成長ではない。本来であれば、企業規模そのものが一定の成長率を伴って拡大しており、それを加味した上で割安かどうかを論ずるほうが賢明な気もする。とか。
でも結局、世の人がESPベースで成長率を計算し、それをベースにしたPEGを使って銘柄を図るのであれば、上記の自分の論は意味が薄いとも言えてしまう。