kyon's日誌

つれづれに・・・

ある監督の訃報

2012年05月31日 | 日記
昨日の夕方のニュースで驚いた。
新藤兼人監督が100歳で逝ったという訃報。。。

何かの著作を読んだことがあったのだが、味のある監督だなぁ・・・と思ったっけ。
故 音羽信子さんを亡くした後に書かれたものだったか・・・記憶が頓挫してるが。

明治45年(1912年)から2012年・・・
この一世紀分の中には、言葉でいえば簡単だが、
戦争あり、敗戦あり、時代の劇的変化があり、
思えば激しく厳しい100年だ・・・・
そして100歳まで現役・・・
それはそれは・・・もう何と凄いことか・・・

映画では数え切れないほどあるが、
自分では「原爆の子」が印象深い。

広島の原爆に関しての著作は沢山あるのだけど、
作家の書きようで其々に切り口が違う・・・・
しかし、
映像は考える余地無しに見えてしまうから、いきなりその絵柄が脳にバーンっ!と入ってくる・・・文字だけで知っていた原爆・・・戦争・・・
ん~~・・・ショックというか、重い衝撃だったなぁ・・・

目を背けちゃいけない現実感、リアルさ・・・
そういうものを切り取って映像で見せてくれる・・・
自己にブレというものが無かった・・・
そういう監督としての意思を強く感じさせる数少ない映画監督だったように思う。

ご冥福を!!





コメント
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