kyon's日誌

つれづれに・・・

遠くて狭い古代に

2015年02月09日 | 日記
「アイム・ファイイン」にもう一冊、「失われたミカドの秘紋」(加治将一・著)を何気に買いこんでいたので、浅田次郎氏の爆笑エッセイを後の楽しみ・・・なんて途中で一旦ストップ(笑)。
「・・・秘紋」を先に読み始め・・・
いや、これが中々に面白くて止められないストーリーだったのよねぇ・・。
30代頃に興味津々でカジッた古代の不思議と結びつくものだから、自分の古い記憶も呼び起こされ、あらあら・・・という間に読んでしまった(笑)

不思議な絵文字のような文字で残されたとかいう古代史の「ホツマツタエ」に始まり、
「謎の東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」、「謎の宮下文書」、「謎のカタカムナ文明」、「ユダヤと天皇家」等々・・・「謎」に魅かれ、「不思議」に魅かれ・・・とまぁ、読んだ読んだ・・・(笑)
一種の暇つぶしでもあったけど、日本とユダヤは不思議な国だという漠とした発想?みたいな「分かんな~い」「何故?!」というのが知りたかっただけで・・・先ずは国内のアヤシゲなものからユダヤに関するもの、エジプト、ペルシャ、インド、中国、マヤ・・・みんなどこかしらいい加減な選択で読みたいものだけを拾い読みしたりしてるから、感じ方も一方的な思い込み世界が出来上がる・・・という、あまり宜しくは無い世界観が自分なりに出来ちゃったりしてるけど(笑)
所謂、マユツバありの感は免れないような摩訶不思議な古代・・・は、楽しかったのだ。

あんなに読んだのにねぇ、その記憶はもう、おぼろげ~(笑)
そりゃそうよ、それから30年は経ってる・・・ワタシの頭にもクモの巣が掛かってるし~(笑)
所詮はその程度の興味本意だったかと思えなくもないが、
「・・・秘紋」を読むと、ところどころでワタシのつたない推理と一致するじゃん・・・っつうのもある訳・・・楽しさが蘇るから、つい先を急いで読んでしまう(笑)
で、一気に、あ~なるほどね!、そういう風に解き明かしますか・・・てなもんで、
妙に納得しつつ・・・合点がいく訳(笑)
まるで探偵が謎解きをしていくようなストーリー展開だからさ、またこれが読ませられる。
喉元に詰まってたものがストンと喉を落ちて胃袋に収まった感じのスッキリ感も味わえる・・・あ~面白かった~・・・とスイスイ~(笑)

あの30代頃に無い頭を悩ませたりしたのは、何だったん?
けっ!バッカみたいじゃん、ワタシ!・・みたいな自嘲は湧くけどね(苦笑)
ただちょっと物足りなかったのは、ユダヤ教と浄土宗との関連で終わったのはちと物足りなかった・・・かな。
もう少し、日本古来の宗派にも言及して欲しかったなぁ・・・とは、欲張りか?(笑)
ま、個人的な主観ですから~お気になさらず。
でまた、こんなこともヘーキで世に問える小説になる、ヘーキとはリアル名が登場するからいいのかしらん?などと思ったりしたからだけど、
・・・あぁ、いい時代なのだねぇ~、いい国だよねぇ~、一応、厳しい言論統制無いし・・
世間の事件はともかくも・・・

古代は意外に世界が遠い距離の割に、狭かった・・・っつう・・凄い時代だったねぇ・・
国が出来、国境を定めてから世界は遠くなった・・のかしらん・・・
地図を眺めても・・・これしかない地上なのよねぇ・・などと・・・(^^ゞ
う~~ん・・・生物としての人間、案外、せこくて大したこと無いね・・・

あ、ワタシの事ですので、誤解無きよう~あははは・・・(^^ゞ
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする