kyon's日誌

つれづれに・・・

バス停留所の待合室

2015年02月08日 | 日記
いつもはバスステーションから高速バスに乗るんだけど、今日はな~んとなく能代駅から乗る事にした。雪はかなり融けてしまっているが、路面は凍ってた。
珍しく朝のバスに乗る。
バス停は火の気が無いのでやや寒かったが、友人にメールを打ってたら、
「9時半のバス、もう行きましたか?」と飛び込んで来たおばちゃん一名。
急に語り掛けられ、こりゃちょっと話好きの面倒なおばちゃんかしらん?・・・などとうがった気分で返事した。
「いえ、まだですよ~」
オマケの愛想笑いまで付けてお人好しなオバサンを装う。
全く知らない人様との世間話なんてのは、これが正統派のオバサンの所作さ・・・的な(笑)

ところが、そのおばちゃん、あれこれ聞きもしないのに、息子が嫁が・・とあれこれ話し始め、
その停留所にはワタシしか相手は居ないのだから、必然的にワタシが相槌を打つ。
で、聞くともなく聞いてると、どうやら秋田の大学病院の外来に診察で行くのだという。
スポーツが大好き過ぎて、やり過ぎたのが災いして狭心症になってしまったらしい・・・
ほぉほぉ・・・スポーツのやり過ぎ?!
「失礼ながらお年は?」と、思わず聞いてしまった(笑)
84歳だと言いながら、背筋はピーンと伸びて、中々にシャキッとしてるところはせっかちそうな気がする・・・じっとしていられないタイプらしい・・・ほほほ・・・
確かに身軽そうだし、スポーツウーマンだと言えば、そのように見え、笑顔満載で賑やかである。
たまげてしまった。
84歳で?!!!
我が母は85歳で、ヨイヨイの婆さんになってて・・・エライ違いだ・・・と思わず口走ってしまった。
あっはっはっ・・・嬉しそうに笑うおばちゃんの何と元気なことか・・・狭心症とは信じられず、お肌だってまだまだ70代だ・・・へぇぇ・・・居るんだねぇ・・・こんな元気な方が・・・。
もしかしたら、ワタシの方がよほど婆さんっぽくないだろうか?思わず我が身を疑った(笑)

聞けば、スポーツなら何でもこなすそうだ。スキーもバレーボールも卓球も陸上もエトセトラ・・・ひゃぁぁ・・・そりゃ、幾らなんでもなぁ・・・年代的なことを考慮してるかしらん・・・と疑うが、思わず「凄い!」としか言葉が出ない。

で、時間ギリギリになったところに、若いご婦人が飛び込んで来て、
「○○さん、いらっしゃいますか?」と、恐る恐るワタシとおばちゃんを見比べて呼びかける。
どうやら、おばちゃんの息子さんから電話が入って、今日は秋田に来ないようにという伝言を頼まれたのだとか・・・およよ・・・
おばちゃん、理由は分からんが、ギリチョンでセーフ。
そうしている内に、3分遅れのバスが来た。

不思議な世間話から解放され、伝言が間にあって良かったですね~と言い残してバスに乗り込んだ。
不思議というか、何だか、狐か狸に化かされたような気分のハプニングであった。

世の中、色んな80代がいるのねぇ・・・
バスの中で、まだ読みかけの「アイム・ファイン!」(浅田次郎・著)を広げて、ふっふっふっ・・なんてニタめいて秋田に着きました(笑)

これも、また一時帰宅であります・・・今度はMRIの検査が待ってますだ・・・やれやれ・・(^^ゞ
コメント (9)
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