kyon's日誌

つれづれに・・・

いかなご

2013年03月11日 | 日記
急に冷え込んで寒いなぁという天気、しかも明日は3.11だなぁという・・・
TVもラジオも特集が組まれ、忘れられない日がど~んと。
子供らも回復しつつあるとはいえ、寝込んでる・・・亭主は相変わらず仕事で黙々と。
家の中が曇り空で暗くて電気をつけるような薄暗さだしさ、
まぁ、どう考えたって気分はブルーな昨日、
宅急便が届いた。

ん?誰かしら?えっ!!ひゃぁ~~~っ♪わぉ♪
もう~~、ブルーな気分がぶっ飛ぶような気分(^^ゞ

明石の友人が送ってくれた春の便り・・・「いかなご」と手作りお菓子。
 
手作りお菓子の下の容器にいかなご。
たっぷりある。
どれどれと直ぐにつまみ食い♪
あぁ~、今年も美味しいねぇ。
明石ではこのいかなご作りで街中がその香りに包まれるんだとか。
春先の今頃しか捕れないらしく、どこの家でも作るのだらしい。

ありがたいなぁ。
嬉しいなぁ。
遠く離れていても、こうして毎年春の味覚を届けてくれる友が居る。
作る手間と材料費だって馬鹿にはなるまい。
親の介護をしつつも初孫が生まれ・・・多忙さが増しているだろうに、こうして心づくしを忘れないでいてくれるのは本当に嬉しいったらありゃしない。
なんでこんなに嬉しがらせるかなぁ~~~などと、ったくぅ~~心ニクイぜ(^^ゞ

亭主は晩酌の間に旨いを連発しながらタッパの半分近くも食べて・・・(;一_一)
く~~、ったくよぉ~~(^_^;)
季節限定だと思えば尚更愛しく心愉しく春を味わった(^^ゞ

ご免ね、忘れている訳じゃない。
3.11の未曾有の災害が起こった日は忘れられないし、塩釜や仙台の友人との連絡が取れて嬉しかったことなど、思い出さずにいられない日の今日、
外は昨夜の冬の嵐が残した雪が少し積もってる。
それはあの日の寒さをも思い出させる。
暖を取る人々の凍えた心、怯えた目、波にさらわれて荒野と化した風景が思い出される。
出来るなら、嬉しい記念日でありたかったなぁ。
原発の恐怖がリアルに迫る体験も、一部の人々に限らない世界的な課題として今もある。
今世紀の今に生れついた私らの実感が、
次世代の子供らにどれだけの負の遺産として残るのか。
けれど、
あの時に頑張ってくれた人々のことも決して忘れられない。
その方達のお陰でここに暮せてるなぁと。
3.11は其々の人々に生きている。
誰かが、何かが、それが一歩へのきっかけに繋がることもあるさ。
人は人の中でしか癒されないんだろう。
怖いけど深い眼差しの自然に畏怖し学んでいくべさ・・・

「いかなご」は、毎年季節を忘れずに明石に戻ってくる。
そこで営む人々の志しや、その環境を守る為の努力を忘れまい。
それを届けてくれる友人に感謝。
ありがたし。
コメント (4)
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