kyon's日誌

つれづれに・・・

出棺の儀

2013年03月03日 | 日記
昨夜、夕方の新幹線で帰る予定の義妹の長男が駅で足止め。
新幹線の脱線・・・って、あ~た!初めてだ!
まぁ、乗る前に分かったので甥っ子は戻ることにして、夕飯をもう一人分追加お願いと義妹からの電話。
あら?人数分、全然変化してないけどぉ~(笑)
こちらは帰るなんて知らなかったからさぁ、最初からそのつもりの支度だで・・(笑)
そうだったん?
そそ。あはは・・・

思えば、爺ちゃんは機関区の旧国鉄マン。
甥っ子に安全であるよう、或いはまだ帰るなよと事前に知らせたものかね?・・・なんて、親族としては今まで無かったことと結びつけて何気に考えてしまう。

今日はキレイに整った爺ちゃんの出棺の儀。
棺に入った爺ちゃんは死に化粧をして着物を着、足袋を履き、草鞋を履かせてしっかり旅支度。
冥途を歩く杖を持ち・・・あ、爺ちゃんには杖より釣り竿だねぇ~などと皆が言う。
そそ、爺ちゃんは釣りバカだった。
亭主は何気に竹の釣り竿があると云うので、皆が一斉に、そりゃ爺ちゃんに持たせなきゃ。
うっ・・・・あれ、高かったんだよなぁ・・・本竹だぜ(泣)
ほぉ~・・・ま、諦めンさい!(笑)

出棺の儀の後、火葬になるので、燃えて残らないものなら・・・と聞いた。
カーボンの今流行りの釣り竿じゃイケないって。
なるほど。
そして、
袋には三途の川を渡る船賃の六文銭(印刷されたもの)、米・粟・豆などの乾燥した食、あの額の三角の鉢巻き。実際には顔に付けずに袋に。
死者の表情が変わって見えるので敢えて付けず、けれど死者の証でもあるから持たせねばならないのだとか。
なるほどねぇ。形式的なお約束・・・沢山あるもんだ。
その型通りに粛々と。

喪主と義妹はさて、遺影の写真はどれにしようかと話し合う。
話しが決まると着せる衣服も選べる・・・ん?選べる?・・・背広か着物か?
これも叔母の時に経験したが、
遺影の写真を加工してくれるのだ。
衣服などもパンフレットで選んで決められる。死に装束も色を選べる。
いやはや、時代が進んでるっつうことだね~。

棺に入っている死者の周りに、親族が花を敷き詰めてやるはずだ。
身内が声を掛け、その遺体となった形ある姿に触れられるのもここが最後となる。

まだ、声を掛けたら、”ん?なんだい?”・・・と言いたげな顔で眠っている風。
棺を親族が手を添えて車まで運び、それから火葬場へ向かうんだな。
さて、儀式はお昼過ぎからだ。。。
お昼の準備しなきゃならんなぁ~(^_^;)
コメント
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