kyon's日誌

つれづれに・・・

懐かしい映画

2003年07月16日 | 日記
薄ぼんやりとした天気ですが・・雨はまだのようです。。
今年は梅雨明けが遅れているようです。
心にも体にもカビが生えてきそうで・・・やだぁ~~~~っ!!・・・と、大声で叫びたい気分。。(笑)(^^ゞ

昨夜と一昨々日・・懐かしい映画を見てしまいました。。
「卒業」と「ある愛の詩」・・・一大ブームを起こしたような映画なのですが・・・これとても既に30年以上前・・・ひゃぁ~~・・・とため息もんです(笑)。。
しかし・・
30年も経って見ると・・中々に視点が変わって・・・別の意味で面白く見られました。。

映画の見はじめのきっかけは「卒業」だったし・・10代の多感な時期に見たっきり・・・(笑)
あの頃はただただ花嫁を奪って逃げていくラストシーンが好きで、憧れて・・(苦笑)
もしかしたら・・・今の時代ではあまり流行らない映画だろうと、、ふと思ったっけ。。

時代が60年代末から70年代だから・・・当時のアメリカの裕福な家庭に潜む病的な暗部・・・例えば、旦那は仕事人間だろうし、例えば退屈で寂しい妻はキッチンドリンカー的だし、・・・ある意味、今の日本の裕福な家庭の病的一面がある。。
その中でぬくぬくと育って苦労知らずの真面目で優秀なお坊ちゃまが、ついに恋愛を通して自己に目覚め・・・というような・・・
今思うと・・
あれは確かに自己に目覚めていく真面目なアメリカ青年の映画なのだろうけど・・
本当は・・
奪われる花嫁の母の、日常の憂鬱を描いたものだったのか・・・なんて思えたりもする。。
(苦笑)
そこへいくと、
「ある愛の詩」はまだしも、若い二人の純愛に貫かれた映画かな・・・なんてね。。
ちょっと高飛車なアリー・マックグローのこ生意気で挑発的台詞・・とにかくその台詞が面白いが・・・そして、どこまでも父親に反発する息子・・
やはり・・・あの時代の社会背景や、お洒落な台詞と音楽が無ければ、ただの恋愛映画かもしれない・・なんて・・。。

つまりは・・・流行の映画というのはそういうものなんだろうなぁ・・・。。
時代が要求しているもの、時代が抱えている憂鬱、時代の社会的感受性・・・それらが敏感に反映される・・
ある一部分を切り取って、さぁどぉ~ぞ・・・それであなたはどう思う?・・
そんな風に眺めていた監督がいたのだね。。

今の50代諸氏には青春映画の代表のように言われる映画だけれど・・・
私には懐かしさはどちらも音楽が優先して場面が思い出される。。
そう、あの頃は音楽も画期的に賑わっていた時代だった。。^^;
コメント
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