kyon's日誌

つれづれに・・・

ざれごと

2003年07月01日 | 日記
今朝の新聞にキャサリーン・ヘプバーン死すの訃報があった。。
4度のオスカーを手にし、11回のオスカーのノミネートに上がり、最近はパーキンソン病も患っていたらしいが、ついに96歳の生涯を終えた。。
私が見た印象に残ってる作品は「旅情」と「黄昏」。。
若くて美しい頃の「旅情」・・
皺だらけだけど、穏やかで優しげな老女の「黄昏」・・あぁ・・この人はいい年のとり方をしたのだなぁ・・と感じたりしたっけ。。
やはり・・・「黄昏」が心に残っているかなぁ。。
年老いた夫婦の心の機微はこんなものかもしれないな・・と考えさせられたのが印象深い。特別に大好きな女優さんという訳でもないが、アメリカでは人気のあった方らしい。。
華やかではないが妙に印象に残る女優さんであったように思う。。それはさりげなく光る演技力のある女優さんだったからかもしれない。。

ほぼ一世紀を生きた間違いなく名優の一人だったと思う。。ご冥福をお祈りします。。

名優が姿を消す時代に入ったのだな・・・とつくづく思う。。
今の映画とは比べられないかもしれないが・・
やはり、素晴らしい娯楽であり、時代の象徴でもあったような頃の俳優さんの死は・・
実際に会った事は無くても、何処かしら感傷を呼び起こさせるものだなぁ・・・。。

今は映画の質が随分違うものになってしまった気がする。。
それが嫌だとは言わないが、
何処かしらギラギラして、そのくせ技術的なものが先行して殺伐としている感じがする。
人間そのものがちゃんと描かれていないものが多い気がする。。
いっときは面白みで見られるが、名画と呼ばれる深さや味に欠ける・・・
それは私のうがった見方なのかもしれないが、ちょっと異質な感じを受けてしまうのは・・・私の感性が古いのか・・・(苦笑)

目から入る情報は大きいインパクトがある。
絵と内容が常にシンクロしていなければ感じるものが少ない印象になる。

昔の映画が全て素晴らしかった訳ではない。
今よりも出来ない映像技術の中で、それを上回る俳優の演技や工夫に頼った時代でもあったのだろうが・・・

人の魅力に魅せられる・・・そんな作品に出会うとワクワクする。。一種の昂揚感が今は少ないような気がしてしまうのだが・・・(^^ゞ

いや、身勝手な戯言・・・戯言です(苦笑)
コメント
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