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兼好法師 - 徒然草に記されなかった真実 (中公新書) |
クリエーター情報なし | |
中央公論新社 |
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「 兼好は鎌倉時代後期に
京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれた。
六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、
出家して「徒然草」を著す――。
この、現在広く知られる彼の出自や経歴は、
兼好没後に捏造されたものである。
著者は同時代史料をつぶさに調べ、
鎌倉、京都、伊勢に残る足跡を辿りながら、
「徒然草」の再解釈を試みる。
無位無官のまま、自らの才知で中世社会を渡り歩いた
「都市の隠者」の正体を明らかにする。
目次
はしがき
第一章 兼好法師とは誰か
第二章 無位無官の「四郎太郎」――鎌倉の兼好
第三章 出家、土地売買、歌壇デビュー――都の兼好(一)
第四章 内裏を覗く遁世者――都の兼好(二)
第五章 貴顕と交わる右筆――南北朝内乱時の兼好
第六章 破天荒な家集、晩年の妄執――歌壇の兼好
第七章 徒然草と「吉田兼好」
参考文献 年譜 索引 」(内容紹介)
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