![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/84/cb6b374017891b670ad7fc45a1e9773a.jpg)
◇
◇
冒頭に掲げたのは、
なんともオーバーツーリズム感満載の
南禅寺三門の写真。
◇
この分だと、石川五右衛門も順番待ち ?
◇
下は、京都のオーバーツーリズム問題を扱った
「パンクする京都」。
◇
![]() |
パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市 (星海社新書) |
中井 治郎 | |
講談社 |
◇
以下は、その内容紹介。
◇
「 オーバーツーリズム最前線、京都 !
日本の古都、京都。
この人口150万の小さな街に、
世界中から毎年5000万人以上の観光客が押し寄せている。
こうした訪日外国人観光客の急増は利益をもたらす一方、
観光客とのトラブル―舞妓パパラッチ・景観破壊・民泊問題―
などの観光公害《オーバーツーリズム》として、
いま大きく注目されています。
東京オリンピック・パラリンピックを控えた東京も
決して他人事ではないこの大問題について、
本書では、オーバーツーリズムの最前線で戦う京都住民たちの現地レポートや
関係者インタビューを通して「持続可能な観光」の在り方を考えてゆきます !
*本書目次
はじめに 京都市内地図
第1章 京都がパンクする!?
“世紀の愚策”と呼ばれた京都改造計画
花街に押し寄せる「舞妓パパラッチ」
「日常」に侵入する観光客
「インスタ映え」で地価高騰?
「お宿バブル」が街を塗り替える
民泊がもたらした「お宿カオス」
世界はそれを「オーバーツーリズム」と呼びはじめた
インタビュー(1)
オーバーツーリズムと戦う京都の和尚さん 「信仰と観光をごっちゃにしたらあかん!」
第2章 日本社会に蔓延する「観光客ぎらい」
観光は「おいしくない」
京都から押し出される日本人
インバウンド市場の主役は中国人
日本社会の「観光客ぎらい」
インタビュー(2)
舞妓パパラッチに脅かされる祇園ブランド 「観光されたくない」街のSOS
インタビュー(3)
京都市、かく戦えり! オーバーツーリズム最前線からの報告
第3章 「京都らしさ」の正体 ~観光のまなざしと
「古都」化する京都
京都ブランドは「観光ありき」ではなく「文化ありき」
京都観光史~京都はいつから「古都」なのか?
京都タワーと京都駅ビルがもたらした景観論争
「そうだ 京都、行こう。」時代の京都リピーターたち
インタビュー(4)
これぞクールジャパン最前線 !! 刀で「日本」を伝える京都のサムライ塾
インタビュー(5)
狭い、不便が逆に良い!? 超人気町家旅館のおもてなし 日本の“日常”をプロデュース
第4章 京都は誰のものか?
我々は観光客に何を奪われるのか
テーマパーク化する京都
おわりに
参考文献
著者について
中井 治郎
社会学者。1977年、大阪府生まれ。龍谷大学社会学部卒業、同大学院博士課程修了。
京都界隈で延長に延長を重ねた学生時代を過ごし、
就職氷河期やリーマンショックを受け流してきた人生再設計第一世代の社会学者。
現在は京都の三条通で暮らしながら
非常勤講師として母校の龍谷大学などで教鞭を執っている。
専攻は観光社会学。
京都府美山町や世界遺産・熊野古道をフィールドに、
文化遺産の観光資源化と山伏についての研究を行う。
本書が初の単著となる。
趣味は日曜大工と逃避としての海外旅行。東南アジアの格安航空券チェックが日課 」
◇
京都移住について考える・「老後は京都で」~トップページに戻る
( インスタグラム版「老後は京都で」は → コチラ )