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老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

リスク・病い・死をめぐる人類学 〜 「他者と生きる」

2022年01月26日 | シニアライフ&終活

( kindle版あり )

「 生の手ざわりを求めて――。

“正しさ”は病いを治せるか?

“自分らしさ”はあなたを救うか?

不調の始まる前から病気の事前予測を可能にし、

予防的介入に価値を与える統計学的人間観。

「自分らしさ」礼賛の素地となる

個人主義的人間観。

現代を特徴づける一見有用なこの二つの人間観は、

裏で手を携えながら、

関係を持つことではじめて生まれる自他の感覚、

すなわち「生の手ざわり」から私たちを遠ざける。

病いを抱える人々と医療者への聞き取り、

臨床の参与観察、人類学の知見をもとに、

今を捉えるための三つ目の人間観として

関係論的人間観を加えた。

現代社会を生きる人間のあり方を根源から問う一冊。

◆目次◆

第一部 リスクの手ざわり
第1章 情報とリスク
第2章 正しく想像せよ
第3章 ゴンドラ猫は恐怖する
第4章 新型コロナウイルスの実感
第二部 危機に陥る人々・その救済の物語
第5章 狩猟採集民という救済
第6章 「自分らしさ」があなたを救う
第7章 人とは何か
終 章 生成される時間

◆著者略歴◆

磯野真穂(いその・まほ)

人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。

2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。

博士(文学)。

早稲田大学文化構想学部助教、

国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。

著書に『なぜふつうに食べられないのか

-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、

『医療者が語る答えなき世界

――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、

『ダイエット幻想

――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、

共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。   」(内容)

( kindle版あり )

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