風の吹くまま

気の向くままに

中国 広西チワン族自治区 陽朔 月亮山

2009-11-23 21:40:18 | Weblog
陽朔から高田行きのバスに乗って大榕樹景区で降りた。(2.5元)バスを降りた所には、露店の帽子などが売っていてすぐそばに入場料を徴収する小屋があった。ガジュマロの巨木があるだけでちょっとした公園といった感じだ。ここの入場料は、18元だが無料にしてもいいんじゃないのと思った。

樹の周りは囲いがしてあって樹に触ったりすることはできない。民族衣装の貸出しもあって若い女性がカメラに向かってポーズをとっていた。かなりの観光客が訪れていたが、どうも昨日の竹筏の強烈な印象が残っているので少し魅力に欠けるなあと思ってしまう。

大榕樹景区から歩いて1キロメートルの所に「月亮山」があるとガイドブックに書かれていたので足をのばした。山までは登らなかったが、確かにみようによっては月かなという程度の山があった。なんのことはない。山に大きなくり抜いたような穴があいている。それを月に見立てているだけだのことだ。若い人ならお天気のいい日に運動を兼ねてサイクリングでも行って来てね、という感じだ。村には観光バスも来ていてここは陽朔の観光名所のひとつになっているのだなと思ったが、事前にわかっていればここまでは足を運ばなかったかもしれない。村の入り口には、農家のおばさんが私の作った田舎料理がおいしいからぜひ食べてとセールスをしていた。

また手帳に各国の人にコメントを書いてもらったのをみせて「ううん、あなたは日本人ね。それならこのページ」という感じで勧誘してくる。昼食の時間を少し過ぎていたので誘いにのってしまったが、あまり美味しいとは思わなかった。こういう誘いにはなるべく知らん振りをしたほうが良さそうだ。

帰りのバスは、適当に手を上げれば止めてくれるだろうと思って歩きだしたが途中にいたバイタクのおじさんが「バスはないよ」と言う。どうしてバレる嘘をつくのだろう。乗り合いタクシーが止まってくれてバスの二倍の一人5元を支払って陽朔まで戻って来た。

夕食は、近くの食堂で炒め物とごはんそれにビールですませた。(31元)この町は、欧米人がたくさんいて結構にぎわっているが、その分食堂の値段はかなり高めだ。中国の食堂では、10元以下で大抵の炒め物は食べれたのだが、ここ陽朔は一品が20元以上する。おいしいかったら納得するのだがあまりおいしくない。その点、バスターミナルの近くにあるイスラム食堂の手打ち麺はとてもおいしい。

その町の食事が口にあうかどうかは、旅を楽しむためにはとても大切なことだ。とか言っている私は好き嫌いが多いので、ほとんどの料理は食ることができない。貴州省もここもご飯がやわらかで助かる。ボロボロの硬いご飯は、好き嫌い以前にとても食べる気がしない。
コメント
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