風の吹くまま

気の向くままに

中国 広西チワン族自治区 陽朔

2009-11-21 23:44:04 | Weblog
朝八時過ぎに起きてホテルの道路を挟んで向かい側にある食堂にお粥を
食べに行く。
一杯二元の粥は、中どんぶりに入ってきた。中国の人は、お粥には砂糖を入
れて食べるらしいががいつも持ち歩いているゆかりを忘れたので塩をもらった。
何で塩なのと持って来た女の子に笑われた。

11時5分発の陽朔行きのバス(15元)に乗って桂林汽車客運站を後にした。
1時間20分位で陽朔に着いた。
バスを降りたとたん大勢の人に取り囲まれる。
幸い何を言っているのかわからないので「私、言葉がわからないのよ」と
笑顔を振りまく。

そんなドタバタをくぐり抜けたまでは良かったのだが、その後「私日本に
行ったことあるよ、日本大好き」と言って近づいて来た青年にやられた。

「50元でエアコンあり、ネットありすごくキレイ」

甘い言葉につられて青年の後について行った。50元は、トイレシャワー
共同でインサイドは三日間で230元でどうかと聞いてくる。
安くしてと言ったら220元、 どっちにしても中途半端な金額だ。
それにビール飲み放題と言う。どうやらこの男根っからの騙しやだ。

その後がしつこい。明日から2日間バイクで回るので一人677元はどうか
などとセールスが始まった。
冷蔵庫から勝手にビールを持ち出して栓を抜いて勧めてくる。
「色々親切に面倒を見てもらった」と日本人に書いてもらった手帳を
見せての勧誘だ。

あまりに金額が高額だったのでもういいと言ったら私のノートを投げ
つけた。
たぶんこの青年はいつもこういう手を使っているのだろう。

夕食を食べに外に出たら、泊まるホテルが連なっていくらでもある。
青年は、一歩外に出てしまったら町の様子がわかってしまうのでかなり
長期戦で構えていたのだ。

いくら切れられてもそんなお金を払うつもりはないので、「ノー」で押し
通した。

甘い言葉と日本大好きという言葉に弱い私は、これからは言葉がわからない
人とだけ会話することにしようと硬く心に誓った。
コメント
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