風の吹くまま

気の向くままに

新しい自分

2012-02-08 13:38:04 | Weblog

切手

この世の地獄からさよならする時はこの身ひとつ残すだけのシンプルライフ(?)
を目指そうと奮闘している私だがこの切手は使ってもいないのに捨てられずに残って
いたものだ。なんのことはない趣味なんて聞こえはいいが人間欲の塊(かたまり)だ。
この一枚がひょっとしたらだれも持っていない貴重な切手で今は15円かもしれないがいつかは
きっと一枚の値段が千円になり一万円になり十万円になりそうそうこの15円切手10枚持っていれば
ざっと百万円になるのだから趣味と呼ぶにはおそれおおい私って投資家と呼んでもいいのでは
ないかなどと妄想を膨らませていたというのになによと言う感じだ。

切手は金券だと思うからこそときめきも必要もない切手を後生大事にかさばる切手帳に
一枚一枚大切に保存していたというのになんと相場は額面価額の50%だの60%だのとでて
いるではないか。これを郵便局に持ち込んでも多分手数料を徴収された上にお金では
なくまたしても必要もない切手や葉書に交換されるだけでびた一文現ナマはいただけ
ないのだろう。

元も子もないとはこのことではっきり言って騙されたのだろうか。
と言いたいところだがただただ自分が強欲だっただけなので誰を訴える訳にもいかない。
せめて子はともかくとして元の切手をじゃんじゃん使って手紙でもだせばいいのだがこんな
強欲な私には友だちもいないので手紙をだす相手もいない。

使ってもいない切手を捨てたら思考の通りがよくなって新しい自分が発見できる
かもしれないが使ってもいない切手でも捨てられない私は新しい自分を発見できない
ままにこの世の地獄からさよならすることになるのだろうか。

ああ新しい自分がほしい。

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