クズラのブログ

日頃の農作業や社会活動、そして両親の介護などを綴ります(22年1月記)

溝を掘り、枯葉と糠にぼかし液をかけ、土をかぶせました

2022-02-22 | 有機農業


 この畑では、10年くらい前から、無農薬、無化学肥料で、野菜作りをしています(時間がなくて放置していることもありますが)。岡山市北区建部町川口の小屋(農業用倉庫)の前にあります。

 これまで、有機肥料として、落葉や枯れ草を土に漉き込んできました。でも最近知ったのは、落葉などを漉き込むと、これを分解する土壌微生物と作物の間に窒素をめぐっての競合が起こり、作物の生育が抑制される(窒素飢餓)ということです。

 そこで、窒素飢餓を防ぐために、土の中で落葉などを(嫌気)発酵させてみようと思いました。

 1つの畝の中央に溝を掘り、そこに枯葉や柴を入れ、糠を振って、ジョロでEM発酵液をかけ(上の写真)、土をかぶせました(左の写真)。

 でも、土のかぶせ方が甘くて空気の遮断が不十分になったと思うので、落葉などが土中で十分発酵するかどうか心配です。

 4月10日(土をかぶせてから47日目)、この畝を鍬で掘ってみました(左写真)。土中に入れた落葉が少し湿っているような気がしますが、発酵しているかどうかよくわかりません。

 翌日、トラクターでこの畝を耕しました。この畝には、枝豆などを蒔く予定です。

 4月13日、枝豆を蒔きました。

 4月23日ごろ発芽し、27日には本葉も出ていました(左写真)。

 発酵液をかけた落葉がいい肥料となって、枝豆の株が張ることを期待しています。