本日(20日)午前、日本共産党牧石支部が綱領・古典の連続教室DVDの視聴会をひらきました。
このDVDは、2010年12月から2012年3月にかけて、志位和夫・日本共産党委員長が日本共産党綱領について、不破哲三・日本共産党付属社会科学研究所所長が科学的社会主義の古典について、各12回(1回は約2時間)に分けて講義したものです。
支部では、毎月1回、DVDの視聴会をひらいていて、まず「綱領教室」DVDを計12回で視聴し、その後は「古典教室」DVDの1回分を前半と後半に分けて計24回で視聴しています。視聴会には、3人から5人が参加していて、この日は「古典教室」第9回の後半(資本主義から社会主義に移行する過渡期論などについて講義)を3人で視聴しました。
前回の視聴会で出された意見によって、学習内容を整理して記憶するため、任意で感想文を書くことになりました。2人が書いた感想文を紹介します。
<Fさん>
マルクスが生産手段の社会化について考えていたことは、単純な国有化だけを話にしたのではなく、階級と階級の対立の存在をなくし、生産者が結合してつくる連合体が合理的な計画に基づいて行うことを明らかにした-ことを学んだ。そして組織を達成するために普通選挙権が解放のかなめとなることを示していた。
社会主義社会というのは、“生産者が主役”という体制。その体制に経済法則を変えるためには、長い時間がかかると結論づけた。
ソ連の体制は、農業の集団化や国有化は行ったが、肝心の生産者の自由な結合体がなく、官僚の命令体系しかなかった。真の社会主義国家ではなかったことがはっきりした。
過渡期の部分は難しく、クリアに理解はできなかったが、マルクスの考えの経過を知ることができて、勉強になりました。
<Kさん>
労働者階級の政党が政権をとり、社会主義の国に進むとき、その過渡期では、封建制や資本主義の残さを克服する闘いが必要かつ重要となることがわかった。
また、過渡期の国である中国やベトナムで、他の資本主義国と対抗するためには生産力を高めなくてはならず、そのために剰余労働による生産物を国家に蓄積することが必要となる―――社会主義をめざす新興国が資本主義経済を経ることが必要となることもわかった。
中国やベトナムの党との理論交流で、両国の考えの違いも聴くことができ勉強になった。