クズラのブログ

日頃の農作業や社会活動、そして両親の介護などを綴ります(22年1月記)

2022年度も冬期湛水を試みます

2021-10-29 | 冬期湛水田

 10月27日夕から上段の田んぼの湛水を始めました(田んぼは稲刈りをしたまんまです)。このところ、雨が2度降ったので、貯水池(「大正池」)から水が流れはじめました(上の写真は翌28日午前撮影)。

 12月5日の田んぼ。ときどき雨が降るので、湛水が途切れることなく続いています。
 田んぼの右端は、小川などへの水漏れを減らすために代掻きしています。
 電気柵の効果もあって、イノシシにも入られていません。
 今のところ順調です。

冬期湛水(?)に再度挑みます

2021-03-13 | 冬期湛水田


 3月13日、昨夜から本日未明に降った雨で、やっとため池(大正池)の水が堤を越えて流れ始め(上写真)、田んぼに水が溜まるようになりました。以前は冬期から水が流れて湛水ができていましたが、最近は雨が少なく「春期湛水」になっています。

 田んぼはイノシシが掘った穴が開いたままですが、水を入れています。その後、雨が降らず、田んぼが干上がることが数回ありました。

 3月27日、近くの狩猟名人から、冬以降にこの近くでイノシシを2頭獲ったと聞きました。今年はイノシシの被害が減るのではないかと期待しています。

 6月1日、田んぼを半分ほど代掻きしました。田んぼの水が少なかったので十分な代掻きにはならず、また、イノシシが開けた窪みが多いので、田んぼの表面はデコボコです。

 6月2日、田んぼの残り半分を耕しました。右の写真は、田んぼのあぜに生えている桑の実です。

 6月8日に代掻きして、10日に田植えをしました。
 今年は、両親の介護(主に朝夕の食事を作っていっしょに食べ、父を介護施設に送り出す)に時間を費やし、草刈りなどの農作業が遅れ、6月4日には軽い接触事故もあって、綱渡りのようでしたが、何とか田植えができました(この田んぼの下の小さい慣行田2枚、表の大きい慣行田1枚も植えました)。

 表(窪)の慣行田の畦にカモが巣をつくって卵を温めていました。
 7月13日、田んぼの畦に近づくと、1羽のカモが飛び立ちました。飛び立った辺りを見ると、カモの巣と卵がありました。触ってみると温かい。この畦は、2日前に草刈をしたばかりなので、卵を産んで間がないようです。カモの父さん母さん、頑張って育ててな。

 7月25日、側溝から田んぼに入る水の量が少なかったのですが、広い用水路から小川に落とす水路に塩ビパイプを突っ込んで、左にある田んぼに水を入れることにしました。塩ビパイプの支え棒は、最初は物干し竿2本つないだものでしたが、折れ曲がったりするので、9月10日単管(4mと3m連結)に替えました。

 8月26日の田んぼ。数日前から出穂が始まりました。でも、肥料不足で葉の色が薄くなっています。

 これから、稗抜きの仕事が残っていますが、時間が取れるかどうかはっきりわかりません。

 あと、猪ちゃんが出てくるかどうかも心配です。

 9月4日、田んぼの稲の上部に数個、葉っぱなどを寄せ集めた丸いボールがくっついています。これって、カヤネズミの巣?それとも何かの虫の巣?
 先日、下流で稲作をしている人から「水路が草でおおわれて水の様子が分からん、あんたの田んぼの周りを刈っといてもらえんか」と言われました。3日かかりましたが、今日刈り終えました。

 9月10日頃、奥(片島)の最上段にある畑(実態は草地)にイノシシが入りました(右写真)。農作業に十分な時間が割けない中で、畦草刈が遅くなり、伸びた草が電気柵の電圧を下げていたからだと思われます。
 9月15日にやっと奥の田んぼの上段までの畦草を刈りました。なお、この畑の畦草刈はできなかったので、その電気柵への通電を切断しました。

 10月6日、稲刈りが終わりました。初日の3日は、コンバインから煙が出て、Vベルトを交換。そして奥の下段、中段(どちらも冬期湛水ではないけど無農薬無化学肥料です)と刈り、上段は途中で夕暮れになって中断。4日と5日は表(窪)の慣行田を刈りました。
 6日の朝、奥の上段の続きを刈ろうと思って、初日(3日)に籾の乾燥・籾摺りを頼んだところに搬入の電話すると、量が少ないからもう引き受けられないと言われ、別のところを探して搬入しました。なお、そこは最低料金が2万5千円だと言われて、高いコメになるなと覚悟しました。

 10月11日、2か所に出していた籾の乾燥・籾摺りができました(3日に出したところの料金は6千円でした)。合わせて玄米が5俵と2㎏できました。約2反の田んぼなので、反当2.5俵になります。去年はイノシシ被害で壊滅的だったのと比べると少しはましですが、刈り取りを1日で済ますなどの工夫が必要だと感じました。
 なお、12月にJAから表の田んぼ(慣行田)の清算書が届きました。一般米が14.5俵、屑米が2.3俵、計16.8俵(反当6.2俵)でした。販売単価は一般米8,700円/反(屑米は3,204円/反)で、例年の6割に下がっていました。

イノシシに喰われだしたので早めに稲を刈りました

2020-09-25 | 冬期湛水田


 9月22日から23日にかけて、片島(奥の田んぼ)の稲を刈りました(写真は9月18日)。

 以前からたまに、イノシシの足跡やあぜ際を掘った跡が残っていたので、あぜの際などのミミズを食べたりしていたと思われます。

 数日前から稲穂が食べられるようになり、”これは急がんといけん”と思って予定より少し早めに水を止め、田んぼを干していました。

 そして22日、何とかコンバインが動かせるところまで干たと思い、午後にイネを刈り始めました。イネは2~3割がイノシシに食べられている状態でした。
 しかし、湿った田んぼでコンバインの不慣れな旋回などをしため、移動用のV字ベルトが傷んで切れてしまいました。
 農機具屋さんに修理してもらって、足りなくなった燃料を買ってきて、稲刈りを再開しましたが、半分ほど刈り残した状態で薄暗くなりました。
 その日の内に籾摺り屋さんに持って行こうと焦り、薄暗く細い坂道でバランスを崩してコンバインが横転。そのとき打ったわき腹に少し痛みがありましたが、ほぼケガはなし。でも、暗くなって1人ではどうしようもないのでその日は帰ろうと思って、横転したコンバインが塞いだ道を避けて、別の細い道を進んでいたら軽トラが脱輪。知人の軽トラを借りて帰りました。

 翌23日、父を介護施設に送り出して9時ごろ現場に着いてみると、農機具屋さんから2人来てコンバインを起こしてくれていました。昨晩は思い悩んであまり眠れなかったので、ほんとにありがたかった。
 脱輪した軽トラは、知人がジャッキも貸してくれ、手伝ってもらって脱出。これもありがたかった。

 その後、残ったイネを刈って籾摺り屋さんに持っていくことができました。
 今年は、雨不足で冬期湛水ができず、除草もできなくて、肥料不足になってイネの分けつが進まず、大いに不作でした。
→田植えなどの記事

 9月29日、頼んでいた乾燥調整ができ、中段の田んぼと合わせて121.9キロありました。上段の田んぼの広さの割合で計算すると約100キロ(反当1.7俵)あったことになります。

田植えが済みました

2020-06-18 | 冬期湛水田


 6月16日に田植え機で苗を植え、17日にあぜ寄りの2条だけ補植、入・排水の調整、電線下の草刈りをしました。
 3月以前は水不足で湛水できなかったので、中途半端な湛水田です(→経過)。

 イノシシが凸凹にしたあとの補修や代かきが不十分だったため、田んぼの凹んだところで苗が水没しています。

 中段の田んぼ(右写真)は湛水田ではありませんが、苗があったので田植えをしました。昨年はヒエがたくさん生えて、その種が落ちている田んぼです。
 9月中旬の稲が実り始めたころ、田んぼに入る水が止まった機会に、ヒエと大きめの雑草を抜きました。短時間ずつですが6~7回でほとんどのヒエを抜きました。肥料不足であまり株が張ってなかった分、比較的抜きやすかったです。

 下段の田んぼは、ヒエの種が落ちる前に刈っていたのですが、今回は苗が足りず、田植えができませんでした。

(中途半端な)湛水田の話に戻ります。
 
 上写真の左は7月30日の田んぼです。肥料不足で稲の分けつは進まず。右は9月7日に抜いたヒエです。

 稲が実り始めた9月中旬、3日続けてイノシシが田んぼに入りました。子どものイノシシの様で、荒らされたところは一部分です。

 9月16日、「黒い灰があれば警戒するらしい」という話を父から聞き、イノシシが入ったと思われるあたり2か所でワラを焼いてみました(左写真)。その2日後の雨によって「黒い灰」が流されると、イノシシの侵入は続きました。

 9月22~23日、まだ田んぼの乾きは不十分でしたが、イノシシに2~3割食べられたので、早めの稲刈りをしました。コンバインの刈り取り部にイグサなどの雑草が絡んでときどきコンバインを止めて雑草取り。田んぼがじるいため、コンバインの方向転換などに負担がかかり過ぎてベルトが切れ、農機具屋さんの修理が終わるまでしばし中断、日が暮れてコンバインを移動し、路肩に乗り上げて横転してしまいました。そんなことがあって、稲刈りに2日かかりましたが、モミの収穫は少量でした。
">→稲刈りの詳しい記事へ

遅れましたが、潅水を始めました

2020-03-17 | 冬期湛水田


 最近、何度か雨が降って、ため池(大正池)から越水した水が流れ出したので、遅くなったのですが、上段の田んぼに水を溜めることにして、3月16日に潅水を始めました。
「12/10付ブログ」がいったん冬期湛水をあきらめたときのブログです。

 これまで潅水ができなかったので、落葉などを入れて普通の無農薬栽培をしようと思っていました「2月5日ブログ」

 4月8日、イノシシが田んぼを凸凹にしていたので、空き時間を見つけて3日間かけ、水の入った田んぼを代かきしました(左写真)。

 しかし、イノシシが入って田んぼに数か所ふちを作っています。このままでは、田植え後の侵入被害、収穫前の食害が心配です。

 5月11日、イノシシが電気柵の下をくぐって入っているようなので、その部分の電柵を地上10cmに下げてみました。

 6月5日から、田んぼの周りの草を刈って、水を張った田んぼに入れています(右写真)。湛水の期間が短かったので、水中ではあまり肥料ができてないと思うので、草刈りを頑張っています。

 6月16日の田植えは、別のページに書きました。

稲を刈ったけど、ほとんどイノシシに喰われていた

2019-09-29 | 冬期湛水田


 9月29日、上段の田んぼの稲刈りをしました。

 写真のように、イネの半分以上はイノシシに倒されて喰われ、立っている稲穂もほとんどイノシシに喰われていて、ほんのわずかな食べ残しの稲を刈りました。
 コンバインのタンクの底に少したまったモミを、もみすり(調整)屋さんに持って行きました。そこの人に「少しじゃったなあ」と言われてしまいました。

 2018年10月27日付のブログに湛水から田植え、開花までの経過を書いています。

 冬季湛水田は、難しいな。

 電気柵本体からの配線に接続不良があったように思うので、来年は改善しようと思います。




 10月6日、モミすりが終わり、玄米が16Kgできました。

田んぼに湛水開始

2018-10-27 | 冬期湛水田
 昨日(10月26日)の夕方、田んぼへの湛水を始めました。

 トラクターで、乾いたままのこの田んぼを通って上の畑に行って、その畑を牽こうとしていたのですが、畑の支度などが遅くなっていました。畑の草は草刈り機で刈っていたのですが、草の丈が長くてロータリーに絡み付き、うまく牽けません。仕方なくその草を焼こうとしたときは、晴れの日が続かず湿気ってうまく燃えませんでした。結局、畑を牽くのは諦めました。
 今月7日には稲刈りを済ましていたのですが、そんなこんなで遅くなり、昨日やっと湛水が開始できました。
 一昨年と去年は、病気や怪我で湛水ができず、今年は3年ぶりの冬季湛水田になります。

(11月23日)

 数日かかって田んぼに入る水路近くの草刈りと水路の掃除ができたと思ったら、水路の水漏れを防ぐために置いていた土嚢をイノシシが壊して水が止まっていたので、復旧。
 今日(11月23日)見ると、上段の田んぼには適度に湛水ができ、中段の田んぼにも少し水が落ち始めていました。

(2019年4月18日)

 イノシシが入りました。昨晩から本日の未明の間に入ったんだと思います。
 田植えから稲刈りまでの間にも入るかもしれないと、少し心配です。

(5月10日)

 ああ・・・! 田んぼが干ている~。大正池からの水が止まったようです。
 世話役に聞くと、水位不足の池に水を溜めるために、上流の大正池から放流して、大正池の水位が下がったそうです。そのため、いつもは大正池の堤防から越水して小川に流れていた水が、流れなくなっているようです。また、小川に水が流れていると、低い田んぼにはじわじわと水がしみ込んで乾かず、田んぼがうまく曳けないという声があったため、水を止めたのだそうです。

(6月4日)

 2週間の間に2回雨が降ったので、大正池から小川に水が流れるようになり、5月26日から湛水田に戻りました。
 6月3日に上段の田んぼ(手前左)を代かきし、本日(4日)は中段の田んぼ(その向こう)を掻きました。明日(5日)は下段の田んぼ(右側)を掻く予定です。

 6月6日、田植えが終わりました(中段と下段の田んぼも同日終了)。


 8月23日、イネの花が開きました(夕方撮影)。


 9月3日、少し生えていたヒエを抜きました。
 イノシシも田んぼに入って少し荒らしていました。

 "9月29日のブログに稲刈りの記事を書きました。

慣行農法で田植えをしました

2018-06-15 | 冬期湛水田


 今年は慣行方法で田植えをして、6月14日に上段の田んぼが終わりました。

 昨年は6月下旬に事故で入院したため、田んぼの手入れができず、湛水も続かず、バッテリーの電池切れでイノシシも入りました。退院して動けるようになり、電気柵を覆った草を刈って電気柵を整備し直し、田んぼを耕したのですが、一度イノシシが入って電気柵を警戒しなくなっていたようで、イノシシが時々入るようになっていました。

 今年は6月ごろから田んぼに水を引く水路の整備をしてやっと引くことができ、周囲の田んぼから1日遅れの11日から、中段の田んぼの田植えを始め、翌日に下段の田んぼを植えました。

 昨年からイノシシが入っていたので、今年はイノシシの侵入が防ぎ切れないだろうと覚悟しての田植え、冬期湛水田でない慣行田の田植えで、苗は少なめに注文し、田んぼに苗が植わっていない部分が残りました。写真は上の畑から写したもので、右奥が苗が植わっていない部分です。

 7月29日、上段の田んぼにイノシシが入っていました。田植え以降入っていなかったので、これからも入らないんじゃないかと期待する気持ちが高まっていたのですが、残念です。



 8月27日、出穂を確認しました。近くの田んぼと比べると、2・3日遅いようです。



 10月7日の午前から午後にかけて、上段、中段、下段の田んぼの稲を刈りました。

 イノシシは田んぼに少し入っていましたが、倒された稲や食べられたモミは少なくて済み、植えた苗の大部分を刈り取ることができました。ただし、冬季湛水をしないで、肥料も入れなかったので、稲株の張りが少なく、また苗不足で植えられなかった部分もあったので、上段の大きな田んぼで獲れたモミはコンバインのタンクに1杯だけでした。
 中段と下段の田んぼで獲れたモミはタンクに2分の1杯でした。


 上段の田んぼは、ヒエ抜きしておいたのでよかったのですが、中段と下段の田んぼにはたくさんのヒエが生えていて、下段の田んぼを刈り終える直前で、コンバインの脱穀ドラムを回転させるベルトが焼き切れてしまいました。稲よりも長いヒエが、ドラムの回転に過重の負担となったようです。
 右の写真は、コンバインが故障して刈り残した稲です。少しだったので、9日に手刈りして脱穀しました。

 このままだと、来年も中段と下段の田んぼはヒエだらけになるので、1年間休もうと思っています。


 10月12日、モミの調整ができました。3俵(6袋)と少々ありました。

最後に上段の田んぼを耕しました

2018-03-01 | 冬期湛水田


 2月27日、最後に上段の田んぼ(一昨年まで冬期湛水してきた田)を耕すことができました(中段と下段の田んぼは済ませた)。

 写真のトラクターの右側は耕したところで、トラクターの前と左側がイノシシが掘り返していて、これから耕すところです。

 昨年の入院で田んぼや電気柵の手入れができず、イノシシが田んぼを掘り返していました。体調を整えながら、少しずつ3枚の田んぼのあぜ草を刈ったり電気柵を再設置したりしてきました。

 いったんイノシシが入ったら(糞も残しているので)、電気柵があっても、入り続ける可能性が大きいようなので、今後どうなるか分りません。なお、イノシシは中段と下段の田んぼには入っていません。

 残念ながら、イノシシが上段の田んぼに入りました(3月11日撮影)。


稲刈りでイノシシの食べ残したモミが少し採れました

2017-09-26 | 冬期湛水田


 少し早めですが、昨日(25日)と今日で、上段の田んぼの稲を刈りました。

 田んぼは、モミに実が入ったころを見計ってイノシシがほとんど全てのモミを食べたので、20日前には垂れていた稲穂はピンと立ってしまい、採れたモミは肥料袋に1杯分しかありませんでした。

夜の田植えをしました

2017-06-11 | 冬期湛水田
 一昨日(9日)と昨日(10日)は夜に田植えをしました。

 8日朝にイネの苗(キヌムスメ)が田んぼのそばに届きました(農協から)。

 9日がため池からの水落としだったので、田んぼの代かきをしました。湛水田なんですが、田んぼにクロクワイなどの雑草が生えてきたので、代かきで雑草を撹拌しておかないとイネが雑草に負けてしまいます。そして、小川から田んぼに引いているパイプからの水の出が十分ではないため、ため池の水落としで流れてくる水も引いて田んぼの水を増やしてから代かきしました。

 9日の昼間に代かきして、夕方から田植えを始めました。苗をていねいに植えようと、田植え機を超低速で動かして植えましたが、時間がかかりました。田んぼの畦に近いところなどを残して約7割を植えました。この日は21時半までかかりました。
 田植え機のライトが田んぼの水面に反射して、明かりが揺れながら土手を照らします(写真)。
 小川では蛍が飛び交っていました。

 10日は、昼間に介護職員初任者研修があったので、田んぼに着いたのは夕方で、田植えが完了したのは20時過ぎでした。

 今日(11日)は、中段の田んぼの代かきや、父の田んぼの手伝い、トウガラシの植付けなどしました。

葛根を採りました

2017-05-05 | 冬期湛水田
 近頃はときどき、道の端にある堆肥混じりの土を田んぼに入れています。

 その道の山側はコンクリート擁壁で、路面もコンクリートで舗装しています。その道の端には、コンクリート擁壁の上から少しずつ落ちてきた土や柴などが積って堆肥混じりの土になっていて、その上に雑草や葛などが生えています。その堆肥混じりの土は、横と下がコンクリートで囲まれているので、スコップですくい取りやすくなっています。



 その土を取っていると、じねんじょ(山の芋)に形が似た葛の根がいくつもあるのに気が付き、「これが葛根湯か!」と、否「葛根か!」と感動。今日それを持ち帰りました。





 葛根の皮を剥き、スライスしました。葛根はかなり硬かったので、皮むきもスライスも苦労しました。

 スライスしたのを噛んでみました・・・かなり苦い!


 

 スライスした葛根をミキサーにかけました。

 最初は流動しないので刃に近い部分しか砕けませんでした。水を加えると、全体が流動して砕けました。





 それを布巾に取って絞りました。
 しぼり汁の上層には白い泡が浮かんでいます。

 これを静かに置いておきます。明日には葛でんぷんが沈殿しているでしょうか?




5/6加筆
 一夜明けた5月6日、表面の泡は消えて、液がやや黄ばんでいます。

 上澄みを捨てていくと、ほんの少しの白く淀んだものが容器の底にありました。ほんの少しです。

 葛根からほんの少ししか葛粉が精製できないことが分かりました。本物の葛根湯は貴重なものなんですね。


田んぼの湛水は不足気味です

2017-03-20 | 冬期湛水田
 田んぼの湛水は不足気味です。

 小川から水を引いているパイプは、大雨で流されることがあり、今では貰い物の数メートルのものをつないで使っています。つなぎ目に枯れ葉などのゴミがつっかえたりして、水が通りにくくなったり、少し短くて不都合なところもあり、十分な水が田んぼに入っていません。

 雨の日は田んぼ全体が湛水するのですが、晴れてくると干上がる部分が出てきます。

 パイプを改善しないといけないかなと思っています。

 今日(19日)は、しばを集めて下段の田んぼに撒き、トラクターで耕うんしました。

 前述のように水が十分にはないので、中段と下段の田んぼは湛水田になりません。草やしばなどを入れて耕し、稲が少しでもよく育つようにします。

クロクワイの葉が残っている田んぼを曳きました。

2016-07-24 | 冬期湛水田

 昨日(23日)は、冬期湛水田としている上段の田んぼ(今年は休作)で、先日の耕起でクロクワイが残っている田んぼを曳き(耕起し)ました。

 曳いていくと、小いさなイナゴが飛び交いました。成長の途中なのでしょうか、クロクワイが稲より低いので、クロクワイ用のイナゴなのでしょうか。イナゴの住み家を奪っているようで、少し申し訳ない気持ちで曳きました。





 右の写真が、曳いた後の上段の田んぼです。