職場の近くにある千代台公園や五稜郭公園でアメリカシロヒトリが大発生してるらしい。
このアメリカシロヒトリって昔は北海道にいませんでした。
アメリカって付くだけに外来種で、進駐軍が持って来た蛾とされている。
つまり戦後に日本へ来た蛾です。
その後、温暖化の影響でか1999~2000年ぐらいに道南でも非公式に確認(私が見た)
今じゃ普通に大発生するヒトリガです。
で、今日(6日)に妻からLINEが入って亀八近くの木に大量の毛虫が付いてるって写真が来た。
最初はクワゴマダラヒトリかと思ったんですけどね。
光線の加減で茶色がかって見えたのと、側面からの写真なので上部のまだらが見えません。
毛が白いからアメリカシロヒトリで良いでしょう。
つまり、亀田八幡宮付近の木々もやられてるって事です。
アメリカシロヒトリは、ドクガじゃないので人間には無害だから触っても大丈夫です。
ドクガ科でも毒針のないマイマイガやモンドクガなんてのもあるが、触らない方が良いと思います。
まあ、イラガの幼虫なんざ触ろうとも思わないでしょうけどね(触ったらダメだよ)
校内のあらゆる木がアメリカシロヒトリだらけ。
先生から女子は割り箸と空き缶、男子は空き缶だけが渡され、体育の授業が駆除の時間に割り当てられました。
男子は素手で捕まえろ、ということですね。
街中では手押し式動力噴霧機が至る所で勢いよく白煙をまき散らしていました。
興味津々で近寄ったらノズルを向けられてその白煙をもろに浴びたこともあります。
いろいろと乱暴な時代でした。
昔は稲の大害虫、ヨトウガ(夜盗蛾)が一般的で、あとは今でもたまに大発生するドクガです。
これは函館でもかなりの被害を出してました。
私の手足はドクガにやられて今でも痕が残ってます(笑)
海ネズミのような形をしたヘンな虫が付いて、なまら痛い思いをしたことが何度かありました。
イラガの幼虫だったんですね~
この時に何度かドクガの餌食になりましたが、ワヤ痛いし後遺症というか痕が今での残ってます。
スズメバチ・イラガ・マツモムシ、私の中で咬まれる(刺される)と痛い三大昆虫でした(笑)
下手すれば昇天しますから、笑えませんけど。
私は小学生低学年の頃に藪で遊んで毒虫に刺されまくって両足がとんでもないことになりました。
膝下がケロイド状になって病院通い。
今も重症だった箇所は何か所も火傷の跡のようにくっきり残っています。
ドンゲ虫、柳虫、釣の餌でよく獲りました。
しかしまぁ今年は青虫毛虫、ほか様々な害虫の大量発生で散々でした。
でも農薬や除草剤の類いはわが「くまFarm」には存在しません。
市内の公園は市の管轄なので大丈夫でしょうが、五稜郭とかなら国の管轄なので駆除での薬剤散布の手続きは大変です。
承認が出る頃になったら木の葉が全部無くなって蛾が卵を産んだ頃かも。
いわゆるお役所仕事ってヤツですから全く私は期待してません。
上級国民が被害を受ければすぐに行動するでしょうけど・・・
五稜郭公園にアメリカシロヒトリ大発生って聞いた時、それが脳裏をよぎりました。
地球温暖化によって北上してきたものと思われるそうです。
屁っぷり虫=焦げ茶のカメムシも私のご幼少(汗)の頃はいませんでした。
これも温暖化によって北上を続けているようです。
これらはごく一部で、アメリカザリガニもその他の迷惑生物の数々も、元からの生態系を脅かす生き物の数々。
悩ましい問題ですね。
その他、スコットカメムシの大発生やら地味に忙しかったです。
この手の虫はスミチオンの効果が薄く、より強力なピレスロイド系殺虫剤だったので、ガスマスクをしないと人間様の肝臓に被害が出るので面倒だった記憶があります。
アメリカザリガニでは、食用の為の輸入後の逃走と一般市民の飼育しきれずの放流が一番の原因でしょう。
数回食べましたが美味しかったので、きちんと火を通せば腸炎ブビリオ菌も死滅するので美味しく食べられます(笑)
我が家の庭に、緑色に縞の入った大きな芋虫が居て、トマトの葉や実を食べていたのですが、アゲハの幼虫ではと漠然と思い許容してました。ふと調べたら、スズメ蛾みたいなのの幼虫で、アゲハはもっと地味な色でした。
進駐軍の持ってきた蛾なので彼是80年近く前の事、日本の蛾と言ってもいいぐらいです(笑)
スズメガの幼虫は大きいですね。
一本お尻にトゲが飛び出してるのが特徴です。
蛾好きな人にはアイドル的存在の蛾なんですよ(笑)