「なんと言って断ろうか」 いつも悩むものです。
断る相手が反社会的勢力であれば、対応はひとつしかありません。
「理由をつけずに毅然と(はっきりと)断る」のがセオリーです。
ただ「お断りします」「いりません」と根気強く繰り返すだけです。
しかし、普通の取り引きでは、相手がお得意様からの紹介だったり、
日頃からおつき合いのある相手だったりしてなかなか無下にできず、
断りにくいことがあるものです。
「お断りします」や「必要ありません」では言葉が強すぎてトゲを感じますし、
「結構です」や「遠慮させていただきます」では、
逆に弱すぎて萎縮しているように感じ、相手に粘られそうな気がします。
無下にできない相手から、
「そんなことをおっしゃらずに」「そこをなんとか・・・」
などと粘られたり、条件交渉に持ち込まれたりしないようにするためには、
刺々しくないけれども、ほどほどに意思の強さが感じられる言い回しが必要です。
そんなとき私は、「今回は見送らせていただきます」 という言い回しを使います。
「拒否」ではないけれど、「了承」はできないといったニュアンスでしょうか。
粘られても 「見送りと言うことでお願いします」 と繰り返すだけです。
反社会的勢力が相手ではないので、「次回」があってもいいのです。
次回も、その次も、いつも「見送る」だけになるかもしれません。
でも、野球じゃないのですから、それで良いのです。
「その1」で書いた、
「断るときは、こちらから連絡する」とワンセットです。
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