昇進・昇格には二つの種類があります。
ひとつは、上の役職を務めるだけの充分な能力と資質を備えたから任じられる場合。
もうひとつは、上の役職を務めるには充分ではないが、
立場と権限を与えることによって、大きな成長が期待されることから任じられる場合。
前者が、いわゆる「ごほうび」的な意味であるのに対し、
後者は、本人の資質、すなわち将来性に対する「投資」的な意味で行われます。
もちろん、どちらがより高く評価されているかは、推して知るべしと言えます。
多くの人は、昇進・昇格は「ごほうび」だと思っています。
だから自分の同期や後輩が、自分より一足早く昇進・昇格すると嫉妬し、
自分が昇進・昇格すると、「自分は、これでいいのだ」と自己満足し、
そこで努力することに対して手を抜いてしまうのです。
それが自分にとって与えられた機会(チャンス)であることに気がつかずに。
昇進・昇格を「ごうほうび」だととらえないところに、
出世の近道はあるのです。
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