くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

都知事は国民投票で決めたら?

2014-01-15 21:32:17 | 政治経済のことも考えよう
都知事選に細川氏が出馬する意向を固め、
原発政策が都知事選の争点になりそうな気配です。

小泉元首相は、
「東京都は電力の消費地であり、東電の大株主だから」
などと言っていますが、なんだか腑に落ちない理屈です。

もし、細川氏が落選すれば、
自民党は、「原発容認が民意だ」として勢いづくだけです。
東京都民の民意は、たちまち日本国民の民意にされてしまうでしょう。

逆に、細川氏が当選すれば、
自民党は、「都知事とはいえ、一首長選挙の結果に過ぎず、
日本国民全体の民意を反映したものではない」として、
やはり原発容認の政策が推進されるだけです。

細川氏が勝とうが、負けようが、原発政策に関しては、
どちらにしても自民党が利する構図にしかならないでしょう。

「原発政策に一石を投じる」などというのは、
脱原発派の自己満足に過ぎません。
結果は見えているのですから、脱原発派は、
原発政策を首長選挙で争点にする愚に早く気づくべきです。

「都知事は、世界に対する日本の顔だ」という人がいます。
「都知事は、都政の能力よりも、国に対しての発言力が重要だ」という人もいます。
都知事がそれほど日本の国政に影響力があるというのなら、
東京都民だけで選ばず、いっそ国民投票で決めたらどうでしょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿