くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

国宝「犬山城」 に行ってきました

2012-05-07 23:53:44 | お出かけ
連休の合い間に 「犬山城」 に出かけました。
これで「松本城」「姫路城」「彦根城」「犬山城」の国宝四天守閣制覇です。

 (写真をクリックで拡大)
天然の堀、木曽川のほとりに建つ犬山城。

犬山城は、他の国宝三天守閣に比べても規模が小さく、
訪れるまでは、実はいまひとつジミ~な印象をもっていたのでした。

 
城門の櫓をくぐり、本丸に入ると天守閣が現れます。
正面が出入口になっています。

あいにくの雨でしたが、ガイドの方の話によれば、
天気の良い行楽日和には、入口の前には長蛇の列ができ、
入場までに30分以上かかることもあるそうです。

 
小ぶりな外観からは意外なほど、天守閣内は広々とした印象でした。
一階の中央には一段高くなった「上段の間」があります。
殿様が使用したこの部屋は、畳が敷かれ、城の最上室になっています。


二階の中央は「武具の間」(武器庫)になっており、武具棚があります。
その周囲を武者走りが取り囲んでいます。


ここが天守閣最上階(四階)の「高欄の間」です。
廻り縁がめぐる望楼となっており、開放感にあふれています。

 
このお城の何が素晴らしいといったら、
「廻り縁に出て高欄を自由に周回できること」と、
「無粋な金網などで転落防止策をとっていないこと」に尽きます。

つまり安全はすべて自己責任です。
ひとたび誰かが事故を起こせば、
「立入禁止」や「転落防止柵」が設けられてしまいます。

この古の人々との空間が共有できる自然な状態がいつまでも続くよう、
来訪者は事故を起こさないよう、行動に注意してほしいものです。

 
築城から450年。
往訪前は地味な印象の犬山城でしたが、
やはり「国宝」には「国宝」たる所以があると感じた素晴らしい城でした。



次回は犬山市内徘徊をアップします。