院長室から

日々の診療、子育て中のつぶやき

介護保険の認定審査会、やってきました。

2013-05-29 06:33:37 | 久喜市
お若い皆さんはあまりよく知らないかもしれませんね。

体が不自由になったり、認知症が出て来たりして
日常生活を送るのに他者からの助けが必要になった場合、
その人がより快適に過ごせるように、また、周りの家族に過度な負担がかからないように
作られたシステムが介護保険です。

この保険を利用するには、
1.市に申し込みをして、
2.・調査員の方に訪問していただき状況を細かくチェックしてもらうのと、
  ・主治医に意見書を書いてもらう
ことが必要です。
この2の情報をもとに、どれくらい介護の手間がかかるかを検討し、
その人の介護ランクを決めるのが認定審査会です。

今年度からその審査を拝命しましたが、医師は便宜上必ず議長となるのが常にもかかわらず
はじめての経験でどうしたらいいかよくわかりませんでした。
介護認定課のご好意で審査会を見学したり、資料を読んだり、DVDを観たり、講習会に出席したりと
ここ数ヶ月ジミジミと”コソベン”してきました。
会議の一週間前には、審査会の資料をわたされますので、
おとといの晩にはなんだか一夜漬けの受験勉強を思い出しつつ、真夜中まで予習をしました。

さて本番の審査会は、どうだったか。

私自身がまよった症例は1件あったのですが、
他の審査員の皆さんの助けによって、なんとかスムースに上手くいきました。
この1年であと5回ほど審査会がありますが、確実に予習をして
あまり午後の診療に響かないよう、やって行きたいと思います。






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