昨日は、ご迷惑をおかけした方もいらっしゃると思いますが、診療を5時で切り上げて、宇都宮まで自治医大時代の恩師の安藤康宏先生の教授就任祝賀会にいってきました。
安藤先生は、私が研修医ピカピカの1年生だったときに、循環器内科で受け持った敗血症性ショックから多臓器不全に陥った患者さんの緊急透析でお世話になったのが最初です。朝7痔30分にはラボデータをそろえて相談に来るようにといわれてびっくりしたり、”こっち(透析)でなんとかよくしても、そっち(循環器)で、悪くなってくるな。大元は何なんだ”と鋭く指摘されたりして、おそれおののきながらも、体育会系のノリが性に合っていたのか、しゃかりきになって頑張った思い出があります。入局したすぐの時にも病棟医長をなさっており、腎臓内科医としての臨床も最初の調子でびしびしと鍛えていただきました。臨床研究も全て安藤先生の指導の元でやらせていただき、論文を書く際にはこちらがよろよろと3,4日かかって訂正した内容を、瞬く間にこれとこれとこれをこうして、このへんのスペルが違ってるとびっしり赤ペン先生のように添削されて戻ってきて、本当に私などとは格が違う先生です。
祝辞を述べられた初代教授の浅野先生もおっしゃっておられましたが、厳しいですけど本当によく指導してくださる先生です。
そんな安藤先生が教授になられたのは、本当にうれしかったです。
集まった医師達やコメディカルの人数の多さもそんな安藤先生の人望を反映していると思います。久しぶりにあった同期の先生やちょこっと後輩の先生、なつかしい看護師さん、透析技師さんなどとも近況を伝えあったりしてとても楽しかったです。