長さんの築きノート

日々の小さな反省、気づいたことを記録し、なりたい自分を築くために

丹波篠山には四季ならぬ六季があります。

2013年07月05日 | 丹波篠山観光
梅雨のじめじめとしたうっとうしい季節。

でも農家の方にとっては恵みの雨。

もちろん我々黒豆農家にとっても大切な雨です。

ちなみに四季折々の野菜などといわれますが、ここ丹波篠山では六季と呼ばれる野菜があります。

まず1月~2月。

「寒締めほうれん草」

寒さ厳しい真冬の篠山では昼夜の気温差で霜が降り畑は真っ白になってしまいます。

そんな中、自らの力で凍りつかないようにと水分を少なくし糖分を溜め込むホウレン草。

“寒締めホウレン草”と言われ甘くて厚く、そして柔らかいほうれん草です。

「丹波ねぎ」

霜が降りると青い葉の部分が太く柔らかくなり、中はトロッした粘りが増しよりおいしくなります。 濃い緑色をしたネギは辛味がやわらぎ甘く、独特の風味が他の食材を引き立たせます

3月~4月

「菜の花」

実はこの時期、畑の野菜たちはまだ冬眠中。

春の訪れをじっと待っているのですが、この菜の花は寒さに強くいち早く春を感じさせてくれます。

独特のほろ苦さがおいしく、黄色いつぼみがお皿を華やかにしてくれます。

「丹波タケノコ」

四方を山に囲まれた丹波篠山。

周辺の山々にある竹林から沢山のタケノコが収穫できます。

成長が早いため、おいしい時期は短く10日間で竹になってしまいます。

柔らかい中にもコリコリとした歯ごたえ、独特の香りがなんともいえないおいしさです。

5月~6月

「丹波えんどう豆」

今ごろっ?!と思われるかも知れませんが、篠山の春の訪れは遅くやっと暖かくなったこの時期にえんどう豆が出始めます。

新鮮なえんどう豆は驚くほど甘く香りもいいです目にも鮮やかな色が食をそそります。

このえんどう豆で炊いた炊き込みご飯は最高です。

「丹波玉ねぎ」

肉厚で柔らかい玉ねぎ。

甘さがありみずみずしい、どんなお料理にも名わき役として使われています。

この時期の新玉ねぎはまた格別です。辛味も少ないので生のシャキシャキした食感も楽しめます。

7月~8月

「丹波なす」

丹波では、いろんな種類のナスが登場します。

長ナスに米ナス、水ナスに白ナス、薄紫ナスといった珍しいものも。

生産者の方たちはそれぞれ得意不得意があるようで、得意の品種を丹精こめて作っています。

太陽の光をいっぱいに浴び、つややかでみずみずしいナスが鈴なりにできてきます。

「丹波トマト」

完熟するまで畑で育てられるので、タッチの差で鳥たちに食べられてしまうこともしばしば。

甘くみずみずしく、肉厚なトマトはスーパーのトマトとは大違い。

サラダやソース、煮込みにとイタリア料理には欠かせない材料です。

特に真夏の完熟トマトは最高です。

9月~10月

「丹波栗」

丹波篠山の高級特産品の一つ丹波栗は大きく、幅4〜5cmもあります。

つややかな鬼皮の中には黄金色の実がぎゅっと詰まっていて、深い甘さとホクホクした実は丹波栗だからこそです。

デザートだけでなくお料理にも活躍します。

「黒大豆枝豆」

お正月の煮豆として有名な黒豆ですが、その黒大豆を若サヤの時期に枝豆として食べるのが「丹波黒大豆枝豆」

深いコクともっちりとした食感、口に広がる甘さと風味は一度食べると止まらなくなります。

10月の第2週目ごろから2週間ほどの短い期間でしか味わえないおいしさです。

11月~12月

「丹波ゴボウ」

朝晩の冷え込みが激しくなるこの時期に出始める丹波のゴボウ。

篠山の土と相性がよく、普通に見かけるゴボウよりは2〜3倍も太いごぼうです。

太くても柔らかく、独特な土の香りがたまらなくおいしいです。

「丹波にんじん」

粘土質の土の中でじっと寒さをしのいでいる丹波にんじん。

ますます糖度が増し、甘くなる時期です。

最近のにんじんには薄れてしまっている、にんじん本来の独特の香りと甘さを感じていただけます。

「丹波山の芋」

自然薯とも呼ばれる粘りっけの強い山の芋。

とろろで食べても料理に添えても存在感はさすがの丹波の食材。

一度食べたら忘れられないおいしさです。

他にもたくさんの野菜や果物がありますが、やっぱり一番人気は「丹波黒大豆」ですよね~!!








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