時系列で行程を辿るのもよいですが、個人的に印象に残った場面(写真)をつまんでみます。
①ジャクソン・タンデムでクリーキング(!)
細かい説明は不要。見よ↓

集合場所にこの艇が現れた時は、まさかこれで下るとは思いませんでした。
ちなみに乗っている2人は男女ペアです。
そうは言っても、さすがに難しい場所はありますよね~
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「二人は降りて歩け。オレに任せろ!」(と言ったかは定かではない)↓

今回のリーダー、club222のChih Kun Tengがタンデム1人乗りで突破!!!
②class5台湾支店?
多くの台湾カヤッカーが履いてました。

ブーフの場面もたくさんありました。鬼怒川クリニック役に立ちましたよ!ヤナギモト先生
③shino先生のヨガ講座
ゴール後、車の回送に2時間近く?かかるので、残ったメンバーで時間つぶし。
そして突然始まった謎の儀式・・・

いえいえ、ストレッチです。shinoの中国語スキルが活きてます。
④ありがとう台湾
東日本大震災の後、台湾カヤッカーからshinoに義援金や援助物資の送付について相談があったとのこと。国家としても素早い対応を見せた台湾、おそらく彼らも何らかの援助をしたに違いない。
そこで、台湾への感謝を込めて、「ありがとう台湾ステッカー」を作成し、台湾カヤッカーに配ろうという提案がshinoからあり、黒磯カヌークラブのロゴも手掛けたusuの尽力により、素晴らしいステッカーが完成。我々のパドルにも貼りました↓

当日朝集合し、早速配布。中国語は分からないけど、リアクションを見るとメッセージは伝わったと思う。
驚いたのは、台湾カヤッカーの何人かが、既に震災復興をモチーフとしたTシャツを着ていたり、車に同様のメッセージステッカーを貼っていたりしたこと。帰国後彼らとfacebookで「友達」になったが、プロフィール写真に「がんばれ日本」と書いてある方も。
shino曰く「今回、ようやく『お客さん』扱いではなく、『仲間』として接してくれた気がする」・・・はっとさせられた。
6年前初台湾の時は、食事は奢ってもらい、台北市街地からの送迎、そしてお土産までお世話になった。もちろん嬉しかったし、ちょっとした自慢でもあった。今回は艇のレンタル・ガソリン代・食事代、きちっと負担を求められた。すなわち、そういうことなんだなーと。
まあ、それ以外にも川のガイドやら車の運転やら、相当お世話になってますが・・・
とりあえずこんなところで。
新竹縣 五峰鄉 麥巴來溪下段 + 上坪溪上段
何処か解りませんね。
と言うことで今回のスペック
距離:約7km
標高差:約200m
グレード:avg class 3
ミスるとシーブ直行やアンダーカット直行等致命的ポイントが多数あり・・・。
落差あるためピンニングも注意・・・。
予定漕行時間:5時間
回送に凄い時間かかりますなんと山一つ迂回。

こんな素敵な山岳地帯を回送します。

向かいの山肌にカヤック積んだ車が見えたり楽しい山道を1h弱。
さすがに疲れるか・・・。

で川ですが出だしはこんな所だし、見ての通り水量も少ないうえに予定漕行時間も短いし、まあ楽しめるのではないかと思いましたがやはり甘くはありませんでした。
その辺り詳しくは、この後各人が感想とベストショット載せます。

という事で、寧夏路夜市に出動。
え、士林夜市じゃないのかって、て言うより普通鼎泰豐でショウロンポウじゃないのかって、その辺は私の趣味で割愛させていただきました。
士林面白いですよ、でも一寸観光化されすぎてるんですよね。
鼎泰豐もねまあ美味しいんですがね、感動が無いんですよ。
という勝手な私の判断で寧夏路夜市。
こんな感じで地元の人で活気に溢れています。

まずは名物臭豆腐、オッカナビックリの面々に注目。
揚げる時の匂いはまあいただけませんが、味は良いです。

続いて牡蠣オムレツ。
これまた夜市名物です。
台北は海が近いので海鮮も豊富です、屋根付きのお店でチャイニーズバーベキューするとその豊富さに驚かされる
と思いますが。

他にも、ショウロンポウのような蒸し餃子、魯肉飯、アメリカンドッグもどきや粽、鉄板飯なども堪能し。
最後はデザートで締め。

写真残すの忘れちゃいましたが、花生パウダーをかけたおもち?が私的ヒットでした。
すみません私実は写真全然撮っていません・・・matsuにおんぶにだっこです。
翌朝は、始発電車でjamesの住む新店へ移動でしたので、ほどほどでホテルに帰りましたがこんな感じで初日の夜は英気を養いました。
ということで行って来ました恒例の台湾遠征。
メンバーは部長,usu,yagi,shinoとその嫁さん達です。
もちろん嫁さん達は漕ぎません。

そして今回初体験がいきなりこれ。
空港で荷物を預けていると、突然係のおねいさんが英語か中国語できる方二名いますかって?
特に理由は聞かずに英語ができる人と中国語ができる人が二人いますよと言ったら嬉しそうに。
今回ツアー客だらけで、非常口の手伝いを頼める人がいなくて困っていたのですが、助けてもらえませんかって?
おい、先に言ってよと思いましたが話せるって言っちゃったしなということで、非常口前で緊急時お手伝い席確定・・・。
で席について渡されたのがこれ、注意書き。

読ませておいて、自信無かったら席変われってどういう事よと。
一寸面白い経験できました。
で飛機服務員にこれ読んでやっぱり無理って人いるのと聞いたら、たまに居るとのこと。
また基準は何と聞いたら、地上係員の感覚で選んでるとのこと。
で一路台北へ。
飛行機は今回も何時ものCIです。
やっぱり此処の運ちゃん上手だな。
結構事故多い会社ですが、なにもなければ快適です。
時刻9:30にして、早くもヤマ場を迎える。
後日taiwanチームのHPでは、このスポットを「大怒神」と称していた。

usuの表情がこわばっている。白濁した水が、完全なホワイトウォーターと化した。
日本チームは全員パス。Taiwanチームは3人トライ。

先陣を切ったDANはS字の入口で沈。強烈なボイルと複雑な流れでロールしてもすぐ沈させられ・・・10回位トライした後力尽きて脱艇。
この後は中レベルの流れが続く。
落ち込みのような景色が見えてきたので、エディを取って様子を伺おうとした。他のメンバーもやってきたが、マイクロエディのため留まることができず、ちょっと混雑状態になる。何とか上陸したusuと話していると、下流で何やら騒いでいるのに気付く。ただならぬ事態を感じた2人は急ぎ足で落ち込みの所向かうと・・・

写真は「全て片付いた後」でJAMESが下った時のもの。ルートは左岸沿い以外NO WAY
だったのだ。
どうやら前がつかえていたため、noriはやむを得ずここの真ん中を「横向き」で落ちたらしい。
既にtaiwanチームがロープレスキューを試みていた。落ち込み近くの岩場には上がれるのだが、足場が悪くロープが届いても引けない。Shinoが「松本さん泳ぎますか?」と重苦しい口調で言う。気持ちはそうしたいがとてもとても・・・足場のよい場所からはロープが届かないので2つ繋げようかとshinoに相談してみたが、つなげても投げて届かないじゃん。ノーアイデアな私。
数分後、noriのレスキューに成功するも、小胖のdieselがホールの中で踊りつづけている。するとtaiwanチーム3名が対岸に渡りボート回収の段取りを始める。Tonyのライジャケに上流と下流の2方向からロープが取り付けられた。なるほど・・・毎度のことながら彼らのレスキュー経験値は相当高い。実践で鍛えられているし、それ自体も楽しんでいるフシがある。前回のnoriさんレポートの言葉を借りると「こいつらただものじゃねえ!」
いよいよtonyが入水、ホールに近付いたところで・・・dieselが、はい消えたーっ 次の瞬間、数m下流で水中からオレンジの塊が勢いよく射出!「リサーキュレーションの底の流れを掴めば抜けられる」とはよく言うが、まさにこれなのか。
時刻 10:00
気の抜けない流れは続く・・・

ホールの一件で腰が引けてしまったのか、ちょっとした落ち込みで沈するメンバーも。
いささかトーンダウンしている日本チームへ気を遣ってくれたのだろう。哥(deng)から記念撮影のお誘いが。

岩の回廊ですな。確かに絶景・絶景。少し表情が和らいできたかな?
気を取り直して、再出発だー
程なく下見(苦笑)

ライン取りについて相談する日本チーム。
ここまでヤラレ気味のusuであったが、ここは理想的なライン取りでクリア!
今度はポーテージ。

かつぎ疲れたところで、「お昼休憩にしよう」との声。やったー!安堵の表情に包まれる。

休憩中のshino。ビミョーな表情に注目。お気楽ポーズに見えるが、実は左こめかみ付近に受けたダメージを手でかばっているのだ。
こうしてヘビーな前半戦を何とか乗り切った一行であった。
続けて!
今回のコース「玉峰渓」

こんな地図見ても?ピンとこないとは思うが、標高に注目してほしい。川のあたりで900~800m、その周りは2000m弱の山々に囲まれていることが分かる。栃木で例えれば那須連山の谷間にある北温泉の沢を漕ぐようなものか???(水量は春先の鬼怒川レベルかな)

宿泊地の学校からスタート地点までは数分。低い雲が標高の高さを物語る。

上(道路)から見たスタート地点。台風増水の影響で水が未だ白っぽい。
そういえばtaiwanの誰かが「shinoが来るといつも台風で増水するね~」とニコニコで言っていた。そう、彼らは「水神 shino」を待ちわびていたのだ!!!
8:00スタート。早っ!
私の台湾ダウンリバーはこれで2回目。前回も思ったが、「下見の基準」が違う。
こっちで下見するのは、ホントに危険な所。日本の感覚で下見してると、川下りなのかトレッキングなのか分からなくなっちゃいます。

もちろんここもスルースルー。
エンジンがいまひとつかからないusu、この後沈。無理もない・・・人生初海外・昨晩長旅の末夜中に到着しテント泊、翌日8時過ぎには激流の上だもの。人間だもの。
下見だけで数百m歩いた。
4年前の初台湾でちょっと痛い目にあった私。「無理せず行こう」と気持ちが守りに入っていたせいか、コースを覚える気力が沸いてこない。ここはnoriのみトライ。
写真は最後のドロップ。このアングルでは下見できなかったが、この写真を見て、ここでDANがわざわざ方向指示をしていた理由が分かった。

なんかテンション低いレポートだなあ・・・
つづく。
初めての海外。初めての飛行機。我が人生 初の異国の地に足を下ろしました。
そんな自分の置かれた状況に、整理できぬまま、車に揺られ山道3時間・・・
到着した土地は、真っ暗で 山奥で 手を伸ばせば届きそうな程に近い満天の星空
何処だぁ・・・ 此処はぁ!!!?
台湾原住民の集落の小学校らしい。。。
話には聞いていましたが、、、 エライとこに来てしまった。
しかし、辺りは真っ暗。ほぼ見えない。しかし、後から考えれば見えないコトが良かった気がする。
これ以上の情報はオレの”Mr.BRAIN”にはメモリ限界。キャパover。フリーズ寸前でした。。。
しばらくして、砂時計が消え、なんとなく理解が出来てきた。
思えば、自宅から空港まで4時間。飛行機で3時間。ホテルまで1時間。小学校まで3時間。
初日は移動ばかりで、自分の置かれた状況を整理するヒマはありませんでしたから。
そんな、頭から白煙が出てしまいそう(ちょっと出てたか?)なオレに、
なんともウレシイ贈り物が、”マンゴー!!!”
美味い! ウマイ! 日本では、こんな甘ったるいもの喰えるかぁ~!!っと敬遠していたが、
あ゛ぁぁぁ~ 脳みそにシミるぜぇ~~!!! 台湾マンゴー最高!
マンゴー糖分に満たされた後は、台湾ビール!!!
あ゛あ゛ぁぁぁ~~ っくぅぅ~ 生き返るぜぇ~~!!!!!!
台湾のみなさん! テントに寝袋まで用意して下さって、
こんなにも暖かい歓迎ありがとうございますっ!!!
と、一息入れたところで、気持ちを切り替え カヌーのフィッティングへ・・・
用意されていたカヌーは、 dieselx2 FUN2 T2 の4艇。
事前の話では、dieselx3だったのですが・・・ 減っとる。
みんな、それぞれ選んでこんなんなりました。
usu - diesel(まぁ~レベル的に。納得)
shino - diesel(我先に乗っていた気がする・・・)
matsu - FUN2(適正体重だったので。)
nori - T2(shinoさんに先越され・・・)
さぁ! 準備万端!! あとは寝て待て!!! です。
朝6時起床。
寝ぼけまなこで歯磨き。
shino散歩
夜は、真っ暗で何も見えませんでしたが、こんな学校でした。色鮮やか!(こっそり、matsuさん)
みんな記念撮影(shino,nori,matsu,usu)
さぁ~! Kayaking Taiwan -DEAD or ALIVE- スタートです!!
つづく。

空港→台北中心地までバスで1時間。下車後ホテルに向かい歩き始めるが、異様に荷の多いグダグダカヤッカー×4・・・見かねたshino嫁がパドルをまとめて丸抱えしてくれた。ありがとう。

で、そのままホテルに泊まるのはshino嫁のみ


結局夕飯はコンビニで買い込み、ホテルを20時に出発。delicaは高速道路を数区間走った後、一般道へ。
助手席のnoriさんは英語でtonyとトーキング

ふと気がつくと辺りはいろは坂のような登り道。月明かりに照らされた川面を注視していたshino「今エグいホールが見えましたよ!いやいや~」決して下がることのないshinoテンション




峠を越える。後日usuのSUUNTOによると標高1400m

集落が見えてきた。台湾原住民ゆかりの地らしい。
23時、現地到着。
つづく