2年ほど前に黒磯カヌークラブのメーリングリストにも紹介した話だが、悲しいことにまたこんなことに首を突っ込まなければならなくなった。中岩公園前の鬼怒川で5月28日、練習しようとしていたときのことだ。
藤原漁協の「ツチヤ」さんがつかつかと寄ってきて「ここにはアユを放流しているから、ロープより上では漕ぐな」とのたまった。
その理由は聞いてみると唖然。この日はShinoにドタキャンかまされて虫の居所が悪かったこともあり、徹底的に反論して論破してやろうと思った。
以下に引用する文は、29日付で漁協の監督官庁である栃木県農務部生産振興課に送ったメールである。原文はもちろん実名で、住所なども明らかにしている。心あるパドラーの方々にお願いしたい。一読後に共感を覚えたら、是非賛同してほしい。そして、同課に抗議の意思をメールその他で示していただきたい。
メルアドはこちら。seisan-sinko@pref.tochigi.jp
muna
引用はここから。
私は○○市に在住するカヌー愛好者の一人です。藤原漁協高徳支部の目に余る越権行為、非常識に対し何らかの指導をしていただきたく、メールしました。
5月28日、旧藤原町の中岩公園前の鬼怒川でカヤック(カヌーの一種)の練習をしようとしたところ、藤原漁協の「ツチヤ」を名乗る初老の男性から「ここは鮎を放流してあるので、ロープを張ってある場所より上流はカヌー禁止だ」といわれました。
この日は小雨が降っており、川には誰一人釣り人はいませんでした。漁協には漁業権はありますが、川の管理権はありません。従って川遊びやカヌーを禁止する権限はありません。私は「なぜ駄目なのですか。それに漁協にはカヌーを禁止する権限はありませんよ」と反論したところ、次のような驚くべき答えを返してきました。
「鮎は苔をエサにしている。カヌーがうろちょろすると、鮎がおびえてえさを食べなくなる。あんたらがいるから、鮎が大きくなれず、高いお金を払って漁券を買ってくれるお客さんに俺たちがしかられる。俺たちには漁業権がある」というのです。私は鬼怒川漁協管轄の鬼怒川、那珂川漁協管轄の那珂川でもよくカヤックを漕いでいますが、こんな理屈は聞いたことはありません。
この川にはニジマスもいればヤマメもいます。公園の上流は中岩ダム、下流には大きな堰があり、その区間は1キロ程度でしょうか。その大半が深場になっているため、マス類は大型化、銀毛化して魚食性になっていると思われます。それらに追われるストレスよりも、小さなカヌーが水面を動き回ることの方が、鮎にストレスを与えるのでしょうか。そんなことはあり得ません。
地元の釣り人たちは言います。「中岩は上下を区切られているから、大水が出ると小さな鮎は下に流されちゃうんだよね」と。
私はツチヤ氏に「この区間に鮎の稚魚を放流しても、鬼怒川漁協に鮎をくれてやっているようなものじゃないですか。鮎の放流に不向きなところに放流し成果が上がらないのを、カヌーのせいにするのは納得できない」として、次の提案をしました。
「釣り人が先に釣りをしているところでカヌーの練習をするつもりはない。しか
し、誰もいない川で、しかも鮎解禁前までカヌーを止めろというのは非常識だ。今後トラブルの元になります。あなた方にそのようなことを言う権限はないことを、確認しておきます」と言いました。ツチヤ氏は納得せずに、その場を去っていきました。
私は何も漁協と事を構えようと思っているわけではないのです。数年前にも同じようなことがあり、また現場に「カヌー禁止」と立て看板まで立てたことがあり、漁協の組合長に電話で抗議したことがあります。そのとき組合長は「漁協として看板を立てているのではない。支部がやっていること。看板を容認しているわけでもない。しかし、我々には漁業権がある」と、これまた漁業権を拡大解釈した主張を持ち出してきました。
しばらくして看板がなくなったので、漁協もあきらめたのかと思いきや昨日のようなこともあります。もう、当事者同士の話し合いではらちが明きません。このままでは関東一円から集まるカヌー愛好者に対し、鬼怒川のイメージが悪くなるばかりです。
そこで、貴職には藤原漁協に対し、漁業権と河川の管理権の違いをあらためて徹底させるとともに、カヌーに追われて鮎が大きくなれないなどとする「迷信(関東では多摩川上流の御獄地区がカヌーエリアとして有名だが、同時に鮎釣りの場所でもある)」を持ち出してカヌー愛好者に対する嫌がらせを止めさせるよう、要請します。私は単なる一個人ですが、釣り人とは同じ川を愛するものとして、共存したいと心から願っています。
なお、指導結果については簡単で結構ですので内容を私までお知らせいただけるようお願いします。本日5月29日から2週間以内に、何らかのお返事をいただけますよう重ねてお願いします。
本文は私の所属するサークル「黒磯カヌークラブ」のブログに後日掲載しますの
で、ご承知置き下さい。返信も同様にアップします。
藤原漁協の「ツチヤ」さんがつかつかと寄ってきて「ここにはアユを放流しているから、ロープより上では漕ぐな」とのたまった。
その理由は聞いてみると唖然。この日はShinoにドタキャンかまされて虫の居所が悪かったこともあり、徹底的に反論して論破してやろうと思った。
以下に引用する文は、29日付で漁協の監督官庁である栃木県農務部生産振興課に送ったメールである。原文はもちろん実名で、住所なども明らかにしている。心あるパドラーの方々にお願いしたい。一読後に共感を覚えたら、是非賛同してほしい。そして、同課に抗議の意思をメールその他で示していただきたい。
メルアドはこちら。seisan-sinko@pref.tochigi.jp
muna
引用はここから。
私は○○市に在住するカヌー愛好者の一人です。藤原漁協高徳支部の目に余る越権行為、非常識に対し何らかの指導をしていただきたく、メールしました。
5月28日、旧藤原町の中岩公園前の鬼怒川でカヤック(カヌーの一種)の練習をしようとしたところ、藤原漁協の「ツチヤ」を名乗る初老の男性から「ここは鮎を放流してあるので、ロープを張ってある場所より上流はカヌー禁止だ」といわれました。
この日は小雨が降っており、川には誰一人釣り人はいませんでした。漁協には漁業権はありますが、川の管理権はありません。従って川遊びやカヌーを禁止する権限はありません。私は「なぜ駄目なのですか。それに漁協にはカヌーを禁止する権限はありませんよ」と反論したところ、次のような驚くべき答えを返してきました。
「鮎は苔をエサにしている。カヌーがうろちょろすると、鮎がおびえてえさを食べなくなる。あんたらがいるから、鮎が大きくなれず、高いお金を払って漁券を買ってくれるお客さんに俺たちがしかられる。俺たちには漁業権がある」というのです。私は鬼怒川漁協管轄の鬼怒川、那珂川漁協管轄の那珂川でもよくカヤックを漕いでいますが、こんな理屈は聞いたことはありません。
この川にはニジマスもいればヤマメもいます。公園の上流は中岩ダム、下流には大きな堰があり、その区間は1キロ程度でしょうか。その大半が深場になっているため、マス類は大型化、銀毛化して魚食性になっていると思われます。それらに追われるストレスよりも、小さなカヌーが水面を動き回ることの方が、鮎にストレスを与えるのでしょうか。そんなことはあり得ません。
地元の釣り人たちは言います。「中岩は上下を区切られているから、大水が出ると小さな鮎は下に流されちゃうんだよね」と。
私はツチヤ氏に「この区間に鮎の稚魚を放流しても、鬼怒川漁協に鮎をくれてやっているようなものじゃないですか。鮎の放流に不向きなところに放流し成果が上がらないのを、カヌーのせいにするのは納得できない」として、次の提案をしました。
「釣り人が先に釣りをしているところでカヌーの練習をするつもりはない。しか
し、誰もいない川で、しかも鮎解禁前までカヌーを止めろというのは非常識だ。今後トラブルの元になります。あなた方にそのようなことを言う権限はないことを、確認しておきます」と言いました。ツチヤ氏は納得せずに、その場を去っていきました。
私は何も漁協と事を構えようと思っているわけではないのです。数年前にも同じようなことがあり、また現場に「カヌー禁止」と立て看板まで立てたことがあり、漁協の組合長に電話で抗議したことがあります。そのとき組合長は「漁協として看板を立てているのではない。支部がやっていること。看板を容認しているわけでもない。しかし、我々には漁業権がある」と、これまた漁業権を拡大解釈した主張を持ち出してきました。
しばらくして看板がなくなったので、漁協もあきらめたのかと思いきや昨日のようなこともあります。もう、当事者同士の話し合いではらちが明きません。このままでは関東一円から集まるカヌー愛好者に対し、鬼怒川のイメージが悪くなるばかりです。
そこで、貴職には藤原漁協に対し、漁業権と河川の管理権の違いをあらためて徹底させるとともに、カヌーに追われて鮎が大きくなれないなどとする「迷信(関東では多摩川上流の御獄地区がカヌーエリアとして有名だが、同時に鮎釣りの場所でもある)」を持ち出してカヌー愛好者に対する嫌がらせを止めさせるよう、要請します。私は単なる一個人ですが、釣り人とは同じ川を愛するものとして、共存したいと心から願っています。
なお、指導結果については簡単で結構ですので内容を私までお知らせいただけるようお願いします。本日5月29日から2週間以内に、何らかのお返事をいただけますよう重ねてお願いします。
本文は私の所属するサークル「黒磯カヌークラブ」のブログに後日掲載しますの
で、ご承知置き下さい。返信も同様にアップします。