横浜黒船研究会

ペリー来航から横浜開港は日本文化の転換点でした。当時の資料から歴史を研究しています。毎月第2日曜日開催しています。

オンライン講演会開催のお知らせ『孝明天皇の即位礼と大嘗祭』

2020年07月05日 | 研究会案内
日 時:令和2年7月12日(第二日曜日)14:00~17:00 (13:30 アクセス入場可)
場 所:各自宅パソコン前

代表 今津 浩一

挨拶

 中国の武漢ウィルス熱は、一向に収まりません。アメリカでは、感染者が300万人を超え、アメリカでの武漢ウィルスによる死者は13万人以上となりました。感染者の4%以上が死亡しています。日本では、一時、収束が見えたと思われましたが、東京都における新規感染者は、7月9日には、224人となり、過去最多を更新しています。続いて10日以降も200人を超える新規感染者が発生しています。
 私たちの横浜黒船研究会は、感染すると重篤になるリスクが高いといわれている高齢者が多く、横浜黒船研究会の発表会がクラスター感染源となっても困りますから、当面、巣ごもりを続けなければなりません。
 さて、横浜黒船研究会では、この武漢ウィルス熱対策として、リモート発表会を実施しています。今回は、前回の中島様につづき、第2回目となります。今回の講師は、古文書の研究を進めておられる、溝手さんです。テーマは、天皇の即位礼と大嘗祭の歴史についてです。
 歴史において、「儀式」が大きな意味を持つことがあります。溝手さんはこの「儀式」について、注目し、古文書をひもといて、その意味にせまった意欲あふれるご発表です。


研究発表会
13:30  受付開始 
参加者は自宅よりカメラ付きパソコンから下記サイトにアクセスして、どなたでも参加は簡単です、時間になりましたら下記をダブルクリックしてください
中山昇一氏ほか世話人が応対して誘導いたします。
(下記をダブルクリック):
https://yokhamakurohunerschsociety.my.webex.com/meet/nakayama.shouichi
14:00~14:05 開会のごあいさつ
14:05~15:30 発表者:横浜黒船研究会 会員 溝手 正儀 氏
参加費:無料

講演題目:『孝明天皇の即位礼と大嘗祭』
(伝統とは? 幕末と令和で違うことは)
黒船来航の7年前、先帝の崩御に伴い即位し、戊辰戦争勃発の1年前に急死した孝明天皇。
江戸時代の即位儀礼の記録は少ないが孝明天皇の即位礼・大嘗祭の記録は残っている。
古文書を元に江戸時代の即位礼・大嘗祭がどんなものだったのかに迫る。
現代はとかく「伝統継承」と「政教分離」「象徴天皇」「財源問題」が対比され議論されることがよくある。
「果たして守るべき伝統とは何か」ということに思いを馳せてみようと思います。

15:30~16:00 質疑応答

なお講演資料は添付しておきますが、オンライン聴講時にはPDFファイルの古文書翻刻はあらかじめ印刷してお手元に準備されことをお勧めいたします。

令和2年4月定例会開催の延期

2020年03月29日 | 研究会案内
新型コロナウイルスの感染拡大につきましては益々深刻な状況になって参りました。                   
つきましては、3月の定例会の延期に続き4月12日の定例会も延期とさせて頂きますのでお知らせ致します。                         
横浜黒船研究会は4月には流行、感染が緩和することを期待しておりましたが、
期待かなわず、終息が見通せない状況となっております。
3月に引き続き4月も開催を延期することになり、皆様のご期待に添えなく真に残念至極に存じますが、状況に鑑みご理解いただきたいと存じます。
5月以降の実行予定も今後のウイルス感染状況を見ながら判断して行きたいと存じ
ます。
                                         
 未曽有の災厄が早くおさまることを願ってやみません。
御健康には十分にご留意くださいますよう御願い申し上げます。
横浜黒船研究会 事務局長

月例横浜黒船研究会の開催延期について

2020年02月21日 | 研究会案内
月例横浜黒船研究会の開催延期について 200217
今津 浩一
 新型コロナウィルスの武漢熱が日本国内で発生しています。検疫の水際対策強化による武漢熱の国内浸透防止作戦はうまくゆかなかったようです。
 日本国内で、感染経路がはっきりしない患者が出てきました。

 この武漢熱の恐ろしいことは、治療薬がないこと、そして、ワクチンがないことです。よって、このウィルスに対抗するのは、自分の体力つまり免疫力しかないようです。免疫力は年齢によって、強弱があります。ネットによると、免疫力のピークは18歳前後です。18歳前後を100とすると、50歳では50、70歳では10になるそうです。つまり、70歳以上では、若い人の1割の免疫力しかないとういうことです。高齢者の多いクルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号」では、多くの感染者が出ています。

 わが横浜黒船研究会を振り返ってみると、高齢者が多く、持病を持っている人も多いと聞いています。会合に集まり、その後懇親会で食事を共にするということは、長時間密閉空間にいることで、まるで、あのクルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号」のようになります。

 そこで、横浜黒船研究会が感染源になっては困りますので、当面、武漢熱が収束するまで、横浜黒船研究会を延期することにいたします。

第179回定例研究発表会『アイスクリーム事業事始めと横浜の関係』

2020年02月01日 | 研究会案内
令和2年2月9日(日)14:00~17:00 (13:30 受付開始)
横浜市開港記念会館2階7号室 (添付案内図参照)

研究発表会
13:30  受付開始
14:00~14:05 開会のごあいさつ
14:05~16:00 発表者:横浜黒船研究会 会員 酒井 逸朗氏 
参加費 500円 

題目:アイスクリーム事業事始めと横浜の関係
――― 我が国の氷の活用方法の近代化への回顧 ―――
首題に示すように横浜は開港の地であり、外人居留地もあることから氷についての利用法が早く導入された。その内容について、次の事項について考察したい。
1.横浜アイスクリームの誕生の経緯とボストン氷の関係
2.天然氷産業の出現
3.製氷産業の発展
4.食料の輸送・保全と氷の関係
5.各種の冷却装置の特徴と実用化

(参考)捕鯨産業と氷産業の類似性
末尾には、次のエピソードを記載する予定。
1)福沢諭吉の病気治療と氷による冷却
2)赤松則良が食した寄港地ジャカルタでの冷菓
3)31アイスクリームチェーンストアーの商品名称4)米国におけるキャンピングカー用ガス冷蔵庫
5)厚さ倍の氷の凍結時間 
6)地名 氷取の由来
16:00~16:10 休憩
16:10~16:50 質疑応答
以上

ご連絡:次回第180回定例研究発表会の開催は令和2年3月8日(第二日曜日)
会場 フォーラム南太田 大会議室
講演者:当会会員 溝手 正儀 氏
題目: 孝明天皇の即位礼と大嘗祭(伝統とは? 幕末と令和で違うことは)

会場案内
横浜市開港記念会館2階7号室 (添付案内図参照)
〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町1−6




令和2年初春 新年のごあいさつ・第178回研究発表会『ペリー艦隊の交歓会と公演プログラム』

2020年01月01日 | 研究会案内
令和2年初春 新年のごあいさつ
横浜黒船研究会 代表 今津 浩一
新年あけましておめでとうございます。
 2018年秋から、代表を務めています今津 浩一です。
 前代表の羽田壽夫氏から引き継いで、日本近代史・現代史を見直し、日本人に「誇り」を取り戻すことを目標に掲げています。
黒船のペリー来航は、日本の文化の転換点、近代・現代史のはじまりでありました。帝国主義を掲げた欧米列強の砲艦外交に直面して、日本人は「屈辱」を感じたのでした。幕末外交は、日本の誇りと独立を守る戦いであったように思います。さらに、戦後の歴史を振り返り、黒船研究会として、「日本の未来のあり方」を模索したいものです。

 最近のご発表のタイトルは次のとおりでした。まことに興味深いものばかりでした。
  12月 浅井壮一郎氏 「日本の近代化―2」
  11月 藤田雅弘氏  「中華人民共和国の歴史」 
  10月 藤田雅弘氏  「中国近代史」
  9月 浅井壮一郎氏  「日本の近代化―1」
  7月 今津 浩一   「奴隷とクーリー」
  6月 西村俊昭氏   「脱西洋史観への挑戦」
  5月 中山昇一氏   「明治時代の榎本武揚」
  4月 中島恒英氏   「奉行所浦賀移設と和船の歴史」
  3月 長井 勉氏   「開港とラグビー」
  2月 原 陽一郎氏  「米百俵の精神」
  1月 中山 昇一氏  「榎本武揚と民間団体」
一昨年12月 溝手正儀氏 「近世大衆文学と日本人の識字率」
    11月 対馬秀子氏 「小笠原島・八丈島」

 ご発表とあわせて、その後の質問タイムは、いつも自由闊達に盛り上がります。12月の浅井さんの発表のあと、「薩英戦争」、「長州戦争」で、日本は決して敗北してはいなかったとの意見がだされるなど、歴史観もひろがるものと思います。
 会員の皆さんのご発表をお待ちします。また、新規にご参加いただく方を大いに歓迎したいと存じます。
 本年もどうぞよろしくお願いします。


日時:令和2年1月12日(日)14:00~17:00(13:30 受付始)
場所:横浜市開港記念会館2階7号室 (下記案内図参照)〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町1−6

研究発表会
13:30  受付開始
14:00~14:05 開会のごあいさつ
14:05~16:00 発表者:横浜黒船研究会 会員 奥津弘高氏 
参加費500円 

題目:『ペリー艦隊の交歓会と公演プログラム』
アメリカの首都ワシントンにあるスミソニアン博物館を訪れ、蒸気船ポーハタン号に乗務したアシスタント・パーサーのトーマス・ダッドリーの遺品を調査しました。
彼が日本から持ち帰ったコレクションから、ペリー提督が開催した交歓会の公演プログラムを発見しましたが、未発表の資料が数点含まれていました。
ペリーは日本人を米艦に招いて様々な酒やフランス料理で供応し、歌や楽器演奏、ダンスや喜劇のショーを開催しました。
横浜、函館、下田、那覇などの寄港地で交歓会が開かれ、ショーの出し物をプログラムに印刷しましたが、その中に謎のプログラムが含まれていました。
『ペリー艦隊日本遠征記』の記述やペリー提督及び乗組員らの日記を参照し、公演の様子や演目について解説し、謎のプログラムの疑惑解明に挑戦します。
16:00~16:10 休憩
16:10~16:50 質疑応答
以上

ご連絡:次回第179回定例研究発表会の開催は令和2年2月9日(第二日曜日)
会場 横浜市開港記念開会2階7号室
講演者:当会会員 酒井 逸朗 氏
題目: アイスクリーム事業事始めと横浜の関係

会場案内図
横浜市開港記念会館 2階7号室 〒231-0005 横浜市中区本町1丁目6番地