横浜黒船研究会

ペリー来航から横浜開港は日本文化の転換点でした。当時の資料から歴史を研究しています。毎月第2日曜日開催しています。

第119回定例研究発表会『19世紀中葉のアメリカ合衆国と太平洋との関係—アメリカ捕鯨産業の視点から—』

2014年08月25日 | 研究会案内
平成26年9月14日(第二日曜日)14:00〜16:00
横浜市旭区市民活動支援センター「みなくる」 研修室1, 2, 3

第119回定例研究発表会
14:00〜14:05 開会のごあいさつ
14:05〜15:15 発表者:横浜黒船研究会会員 都築 博子氏 

題目:19世紀中葉のアメリカ合衆国と太平洋との関係—アメリカ捕鯨産業の視点から—
2005年に取得した博士(国際関係)論文のテーマは、「19世紀中葉のアメリカ捕鯨と太平洋の研究—日本開国への海の道—」であった。
博士論文の研究目的は、アメリカ捕鯨を視座にして、19世紀中葉のアメリカ合衆国の太平洋地域との対外関係を明らかにすることであった。
その展開過程の中で日米関係の源流である日本の開国を位置づけることであった。言いかえれば、アメリカ側の研究史の裏付けとして、ペリー提督が率いる東インド艦隊の背景と動機について追及することであった。太平洋のように、広大な視野に立ち、「海から見た歴史」の中で、日本のみならず太平洋全体の中でアメリカ合衆国の対外関係を考察することによって、日本史側の視点では、見えてこなかった日本の開国や日米関係の新事項が明らかになるのである。本講演では、博士論文の研究の目的と意義や内容と、今後の研究の目的、仮説、仮説の根拠、先行研究とアメリカ捕鯨産業からの視点、アメリカ政府の議会資料の紹介—アメリカ捕鯨産業と太平洋についての見解—、今後の課題について述べたい。

15:15〜15:25 休憩
15:25〜15:50 質疑応答
15:50〜16:00 椅子の現状復帰
以上

ご連絡:次回定例会は10月12日(第二日曜日)
於 横浜市旭区市民活動支援センター「みなくる」 研修室1, 2, 3 
発表者 当会会員 白石 広子 氏
題目:「十七世紀異国に生きた日本女性—じゃがたらお春をめぐって」