横浜黒船研究会

ペリー来航から横浜開港は日本文化の転換点でした。当時の資料から歴史を研究しています。毎月第2日曜日開催しています。

第167回定例研究発表会『榎本武揚が関わった民間団体と会員たち』

2019年01月07日 | 研究会案内
平成31年1月13日(第二日曜日)14:00~17:00(13:30入場可)
横浜市開港記念会館 2階9号室 〒231-0005 横浜市中区本町1丁目6番地

第167回定例研究発表会 開催のお知らせ
14:00~14:05 開会のごあいさつ
14:05~16:00 発表者:中山昇一氏 当会代表代行
参加費:500円

講演題目:榎本武揚が関わった民間団体と会員たち
明治6年に森有札らが日本最初のソサイエティ『明六社』を設立し、明治10年に神田耕平らは日本最初の学会、東京数学会社を設立しました。続いて渡辺洪基(ひろもと)らは明治11年に『萬年会』(ソサイエティ)を設立しました。今回は萬年会とその創立者の渡辺洪基(ひろもと)、興亜会の前身、『振亜社』を創立した曽根俊虎(としとら)と興亜会(後に亜細亜協会)、東京地学協会、東邦協会を紹介します。

これらの民間団体にはそれぞれに特徴や目的があります。一方、殖産興業の推進、世界、特にアジアの植民地化の現状に関する情報収集と会員への情報提供および分析は共通した特徴です。また、団体の活動は榎本のいわゆる南進論-南洋諸島を購入し平和裏に国土を拡張する-とも関わっていました。団体や創立者たちの紹介とともに政府では非主流派であった榎本の学会での活動を通して榎本の内外政策を考えてみます。

16:00~16:10 休憩
16:10~16:45 質疑応答
16:45~17:00 机と椅子の現状復帰
以上

ご連絡:次回第168回定例会は2月10日(第二日曜日)
於 フォーラム南太田 第一研修室 講演者 原 陽一郎氏
演題:「米百俵の精神」の拡げた波紋と横浜開港