花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

奥日光の五色沼の絶景目前で撤退、その5

2012年10月10日 | 登山

国境平の分岐から五色山に向かうルートは、以前のルートが
雨で流され深くえぐれてしまった為、新たに笹を刈り込んだ
土手道を歩く。
しかもかなりの急登である。
またもや、あえぎあえぎ登って行くと、若いカップルや中年の
カップルが降りてきた。

疲れて休みたかったので、道を譲ったら「登り優先だから
お先にどうぞ。」譲られてしまった。
そう言われては登らざるを得ない。息切れを気づかれない
ように小走りで登った。(ああしんど)


このピークを超えて進むと、小さく開けた場所に出る
毎回ここで小休止をする。
アクエリアスを飲むと、どっと汗が噴き出した。

再び樹林帯を越えて尾根道を登って行く
やがて湯元側の展望が良くなると、笹原の緑の向こうに
鮮やかな紅葉が見えてきた

日当たりの部分を、雲の影の部分が引き立て役のように
沈んでいる。

広い笹原の上を登ると、五色山山頂のすぐしたの尾根に
出る。
そこから右の道を上ると、ようやく五色山の表示が出ている
山頂に着いた

五色山山頂、2379メートル 三角点は無い


目の前には、紅葉した日光白根山がそびえている。
そこから座禅山の方に延びる尾根に進むと


遙か彼方に燧ヶ岳の双耳峰のように見える山容が
小さく見えた

五色沼の方を見下ろすと、斜光線を浴びて紅葉した
木の形が浮かび上がっていた。





五色沼の水の色


五色山と前白根山の鞍部の紅葉


五色沼避難小屋周辺の紅葉

山頂の石に腰掛けて遅い昼食を摂った
流れる雲が白根山に影を落として移動していく
時計を見るともう午後の2時に近かった

秋の日はつるべ落としというように、日が暮れるのは早い
フルーツゼリーを流し込んで立ち上がったが
思い直してコーヒーを入れた。
疲れているときに、暖かいコーヒーは心身をすっきり
させてくれる。
難所を越えて下るには、ボケた状態では危険だからだ

後から登ってきた数人の登山者に「お先に」と声を
かけて、五色山から下山した。

がやっぱりあの金精山の難所の下りでは冷や汗を
かいたのだった
金精トンネル前の駐車場に着いたら、もう4時過ぎていた
満車だった車で、残っていたのは2~3台である
もうそこまで夕闇が迫っていた。
 
おしまい。





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