花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

奥日光の五色沼の絶景目前で撤退、その4

2012年10月09日 | 登山
いよいよ金精山の西斜面の難所の登山道だ


最初にこの段差のある滑りやすい岩に登って越さなければ
ならない
本来ならここにもロープが欲しいところだ。
取り付き開始10時40分


ここは岩の下を通る


滑りやすいがこれはまだ歩きやすい方だ


青いロープが張ってあるところを進む


見上げるとカニコウモリの花が終わって、管毛になった
大群落で斜面が白くなっている


このロープにつかまってつるつるの岩場ほ登る
がロープが泥だらけで、手も泥だらけになった
あわてて手袋をはめた。


このハシゴは絶対に登れませんよ
脇を根っことロープにつかまってやっと登った


ハシゴの先で、以前とルートが少し変わっていた。
上の岩盤の下まで登って、岩盤の下を越していくと
ようやく難所が終わる。


難所に咲いていたコゼンタチバナの実
最初の登山記にも書いたが、ここを登るだけで
消耗してしまった。



落ち葉の多い登山道を上っていくと


日光方面が見渡せる尾根に出て


紅葉に彩られた尾根につけば山頂が近い


栃木百名山9座 金精山のプレートがかかった山頂
標高2244m 東の日光側の展望が雄大だ
山頂の到着時刻11時30分 ここだけで50分もかかった


日光連山と左奥に高原山が見える


金精山からの展望図

昼も近いので、軽くアンパンやウイダーインを摂って
一休みにする

折から通りかかった中年のカップルに聞いたら
五色沼の紅葉が良いという。
それで、くじけかけていた気持ちが少し持ち直した
行けるところまで行って見るか。

重いザックをヨイショと背負い、しっかりと紐を締め直し
カメラを首からさげて立ち上がった。
後ろの腰骨にザックがあたって、軽く違和感がする
しばらくは樹林帯の中の下り道だ
帰りの事を考えるとうんざりするが、まあ何とかなるだろう


じぐざぐな登山道を下っていくと、たまに細い木の間を
抜ける。体をかがめると腰痛の痛みが出る


たまに崩れた尾根のそばも通るので、

そんなところでは木につかまって覗いてみる

金精山の切り立った岩壁がせり出し、その向こうには
金精峠から続く温泉ヶ岳の尾根が、彩りをまとっていた。

静かな樹林帯をゆっくり歩いていると


こんなプレートが貼られていた。
群馬県「片品村」大字「十條製紙」と読める
どうやらこの辺は十條製紙の私有地なのだろうか。

そこを過ぎれば、やや平坦な分岐に出る

湯元からの登山道との合流する分岐「国境平」である
ここから湯元温泉に下る尾根も結構長いが、その昔は
道なりの先に、「はるにれの湯」が有って、登山の疲れが
いやされる場所だった。(はるにれの湯は数年前に無くなった)



国境平周辺は、鮮やかなオレンジ色の紅葉になっていた



国境平周辺の紅葉


国境平周辺の紅葉


国境平周辺の紅葉
到着時刻は12時20分だった

ここで歌を歌いながら降りてきた青年に出会った話は
初回に書いた通りである。



 


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