花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

突然変異か二段重ねのキクザキイチゲ発見

2012年04月16日 | 写真

写真を撮るときは八重咲きだと思って撮った菊咲一華


上の写真の部分拡大
拡大して見たら、花が二つ重なって咲いている事が判った
上の花の下に「シベ」が見えているからだ

こんなの初めて見ました。


二段咲きの葉柄部分、キクザキイチゲの特徴である葉柄の
付け根の部分の、翼状のヒレの広がりが少ないが葉の形から
キクザキイチゲであることは間違いない。


ついでに清楚な超美人モデルのキクザキイチゲを紹介します


ヤマエンゴサク、以前ジロボウエンゴサクを紹介したが
見分け方は、花の下の包と呼ばれる葉に、切れ込みが有るかどうか
ヤマエンゴサクには切れ込みがある。(花の後ろに切れ込みが写っている)


こちらはヒナワチガイソウの花、葯が模様のように見える
この時期が一番可愛い
ナデシコ科ワチガイソウ属の花の中でも、この花の分布地域は
限定されているという。
「山に咲く花」では、筑波山、水戸市、東京都の一部と紹介
されているが、使われている写真は、三重県の藤原岳なのが面白い


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2 コメント

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突然変異か.....他 (こつなぎ)
2012-04-17 19:52:17
minoさん、こんばんは。
興味深い記事の連続にて、次回のテーマは何であろうかと毎回の更新を
楽しみにしています。
二段重ねのキクザキイチゲの画像は初めて見ました。
突然変異によるものですと、遺伝子レベルでどのような外的・内的誘起因子が
働いたのかと理屈をつけてみたくなります。このキクザキイチゲが健康な子孫を
残す能力を持っているようですと、来年以降のことが楽しみになりますね。
このような花に見つけるとは、流石です。

イワウチワとトクワカソウの区別についても興味深く読みました。
minoさんがご指摘のように、遺伝子解析の結果による区別が必要でしょうね。
もっとも、遺伝子解析と言えども、解析手法や技術レベルのことがありますので、
万能ではないと思いますが。
谷川岳の麓にもイワウチワが群生していますが、トクワカソウと区別でそうも
ないような個体が少なくありません。今回の記事と画像はたいへん参考になります。


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毎年観察しているので (mino)
2012-04-17 21:00:30
こつなぎさん こんばんは!
いつも訪問して頂きありがとうこざいます。

この様な二段咲きのキクザキイチゲは、私も初めて見たのです。
まさか放射能汚染が原因とは言いませんが、突然変異の原因は確かに気になりますね。
常陸大宮のイワウチワの帰り、花友にも見て貰いました。
こつなぎさんのご指摘にも有るように、来年が気になりますので、GPSで位置を記録してきました。
昨年は尾瀬で、斑入りの水芭蕉を見つけて、保護財団にも問い合わせましたが、原因不明との事でした。

イワウチワとトクワカソウの見分け方は、本当に難しいですね。
いろいろな図鑑を調べましたが、これぞと言う決め手が書いて無くて困りました。
こつなぎさんは、専門家ですから知識も豊富でしょうが、私は退職後に始めたずぶの素人ですから
お手上げでした。
それで、いつもの花友に同行して貰い、典型的なイワウチワを見に行ったと言うわけです。

そろそろ鳴神山のシーズンですね、また花友と行くかもしれません。
お会いするのが楽しみです。
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