花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

赤城山に登る、その3

2012年10月30日 | 登山

笹の多い尾根を登ると、「赤城山の夏」という案内板が
立っている。


その少し先で東の谷を見下ろすと、カスミがかかって
桐生や鳴神山の位置がどこなのか、皆目見当もつかない
有様だった。


笹尾根の階段の上を見上げると、なにやら雲がかかって
怪しい雰囲気になっていた。


道標・駒ヶ岳0.2kmの表示がある。何とか山頂も近いぞと
力がわいてくるのだった。


左前方に黒檜山が見え、尾根道の先に見えるのが駒ヶ岳
爽快な尾根歩きである。


山頂直前の登り道を行くと、右上に柵が張ってある。
踏み跡が有ったので柵まで近寄ってみると、そこは
崩れ落ちた谷の上だった。


覗くと、遙かに谷底まで続く崩落地で、目が回りそうだった。


少し上に登って谷を見下ろすと、谷の近くが紅葉している。
すでに紅葉は山を下りてしまったのだった。
この谷は、流れ下って渡良瀬川に注ぐ、そして最後は
利根川となって茨城県南を流れてゆく水源の一つである。


ようやく山頂らしい、最後の登りを頑張ると
そこはやっぱり山頂だった


駒ヶ岳山頂1685mの表示がある道標
この山は三角点が無いので、どこが一番高い山頂なのか
よくわからない山だった。


少し奥に進むと、駒ヶ岳というプレートをかけた
木が有ったが、そこも山頂とは特定できない場所だった
まあ良い、この辺一帯が山頂なのだろう。


道標のある登山道に戻ると、赤城山の成立史とでも
言うような説明版が立っていた。
同じ群馬県に属しながらも、赤城山は谷川岳よりも
南に位置する。
それ故か、赤城山の最高峰である黒檜山を始め、この
駒ヶ岳も山頂まで木が生えている。


駒ヶ岳の山頂付近から、木の間ごしの大沼の展望

上の写真とだいたい合わせた展望図、但し作図距離は
50Kmとしたので、遠方の山は描かれていない近距離専用とした

「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」