花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

赤城山に登る、その2

2012年10月29日 | 登山

今回歩いた赤城山のコースと鳥瞰図、大沼に半島の様に
突き出ているのは、地図の地名が重なった部分です

10月25日前橋市の天気予報は午前中は曇り、午後からは
晴れの予報だった。
早朝自宅を飛び出して国道50号線にのり、前橋まで突っ走る
赤城山は初めてなので、カーナビに赤城ビジターセンターを
目的地に設定して走る。
赤城温泉郷を通り、大胡赤城線と呼ばれる山道を走ると、延々と
カープが続き、急カーブに番号がつけられていた。
ビジターセンターに着くまでに、その数は90を超えた。

8時過ぎにビジターセンターの駐車場に着いたら、先着の車は
10台前後で、ガラガラだった。
ビジターはまだ開いていない。
予報に反して雲が多いながらも赤城は晴れている。

トイレと支度を済ませて、目の前の覚満淵の入口に向かう
鹿よけの網をくぐって覚満淵に行ったら、紅葉のピークは過ぎて
山の中腹から上は葉が落ちて、湖岸の紅葉も少し寂しいものだった
(この辺は初回の「赤城山に登る」をご覧ください)


覚満淵の遊歩道


湖畔に赤く見える木が有るので近寄って見るとマユミの実だった
この木は丈夫でよくしなる為、昔は弓の材料に使われた木だそうで
それが名前の元になっているという。


覚満淵から早々に引き上げ、覚満川を渡って県道251号線に出て
右に歩いてゆくと200メートルばかりで、駒ヶ岳・黒桧山登山口
駐車場が道路左側にあり、道路の反対側には登山口が有った。
何のことは無い、最初からここに駐めれば良かったのだ。
まあ良い。足慣らしだし、周囲の状況を知るには歩くのが一番だ



駒ヶ岳・黒桧山登山口
8時48分登山開始、最初は石ころの多い登山道で慎重に歩く


葉が落ちて明るい山道だが、石に躓かないように足下に
注意して歩く。


やがてこの登山道が階段の多い道だと思い知らされる。
しかも地面と階段の登り口の段差が大きいので、足を大きく
あげなければならない。
そのせいか、階段の少し上まで、脇に踏み跡がついていた
私も少し脇を登ってから階段に上がった。


登山道脇の土砂が崩れないように、板が張り巡らして有ったが
自然の力にはかなわず、板が倒れているところもあった。


やっと一つ目の道標に到着、登山口からおよそ500メートル
なんだまだそんな距離しか登ってないのか。がっかり。


ジグザグの曲がり角に、黒桧山まで1時間30分の
案内板が有った。時計は9時38分である。
まあ私はそんな標準時間では歩けない
数人の青年達が元気よく挨拶して、すいすい追い越していった


その上に行くと、今度は鉄製の階段が待ち受けていた。
手すりにつかまってトボトボと登ってゆく


少し登って右下を覗くと、先ほど歩いてきた覚満淵が
見下ろせたりする。
多少木々の紅葉が残っていて、得した気分になった。



だがそれもつかの間、またしても鉄製の階段が待ちかまえていた
だが、その上が妙に明るい。もしかして頂上が近い。


階段を上りきると、笹原の広がる尾根の上で、道標の前には
ベンチが二つ並んでいて、先ほど追い越して行った若者達が
一休みしながら地図を見ていた。
聞いてみると、大沼(おのと読む)の売店で10円で買ったと言う
赤城山ウォーキングマップだった。
私が汗を拭いて喉を潤していると「お先に」と若者達が先発して
行った。


最初は歩きやすい土の道だったが、すぐに木製の階段になった
空は晴れていたが、カスミがかかって遠くの山並みは霞んでいた


振り返ると小沼の湖面が光っている。
小沼と書いて「この」と読むらしい。
何で「この」なんだ、このっ なんて親父ギャグを言いながら
登ってゆく(笑)

画像を追加します。上の写真とほぼ同じ尾根からの展望図

山と高原地図にも、駒ヶ岳から富士山が見えると書いてあるが
カスミで遠方の山は見えなかった。
展望図で描かれていても、実際には樹木などの障害で見えない
山も有ります。

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minoさんの知ったかぶり講座

桧の名前の由来

その昔、この木をこすり合わせて火をおこしていたいたので
火の木」と呼ばれていたという

木と木をこすり合わせていたから「木」が「会う」と書いて
「桧」になったかどうかは不明である。オイッこら
いい加減な事を書くなよ(笑)

漢字の表記はともかくとして、由来は正しいよ
筑波山の湯袋峠からキャンプ場に登るルートに
看板が立っているからね。

ほらね、環境省と茨城県のお墨付きだよ
何「庁」になっているって「省」が無いねー