花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

SGさん宅の枝垂れ桜

2010年04月03日 | 写真
知り合いのSGさんから「桜が満開になったから、見においで」とお誘いを受けたので
家内と待ち合わせて見に行った。

SGさん宅の庭には、エドヒガン系の枝垂れ桜が植えてある。
薄いピンクの花びらが、午後の陽を浴びて輝いている。



惜しむらくは、右後ろに物置が建っているので、どうしても避けられない事だ。
幹の太さから言ったら、30年ほどかも知れないが、千年の樹齢を誇るエドヒガンにあっては
まだまだ若木の部類だろう。



右後ろの竹林の緑とピンクの花びらをねらってみたが、いかんせん光りの加減で色が出ない
SGさんの奥さんも「やっぱり朝か夕方よね、今の時間だと光りが真上だから。」と言う。
判っているけど、他人の庭にそんな時間に勝手に入れないしね。



裏道に出てみると、林に続く小径に、桃の花が伸びていた。
カールブッセの「山の彼方の空遠く、幸い住むと人の言う」という一節を思い起こす
何か良いことが待っていそうな小径である
暖かい日差しと、ウグイスの声の他は何も聞こえなかった。

庭の一隅に白いタンポポとツクシが仲良く並んでいる。


白いタンポポは関東には珍しいですよね と言うと、万博の工事の時、他所から沢山
土を運んできたので、それに種が入っていたのかも知れないと言う。
自然に生えたもので、植えたものでは無いと言うことだった。

天気が良いので、桜の名所の「福岡堰」に行ったら、駐車場から車があふれる様な
大渋滞だった。
桜はまだ咲きはじめで、5分咲きにもなっていないのに、天気に誘われてみんな出かけて
来たのだろう。
私は桜を諦めて、小貝川のノウルシを見に行った。
残念なことにこれも咲きはじめであった。
これも他所では、絶滅危惧種になっているから驚きである。