歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

「ソウル4日間で2万円」でも

2007-11-13 08:43:57 | ニュース・雑感
 電車の中で見かけた「2都市でも同価格」という格安チケットで有名な某旅行会社の吊り広告です。航空券とホテル付きで、ソウル4日間が2万円、上海4日間でも2万円、そしてソウル、上海2都市でも2万円、という驚きの激安価格です。
 しかし、この広告はちょっと誇大広告じゃないのかなあ、と感じます。よく見ると広告の隅に小さな字で書いているのですが、本当は2万円だけでは渡航できず、実際には旅行代金に「燃油サーチャージ」、空港使用税が加算されることがこれでは消費者には十分伝わらないでしょう。
 空港使用税はわかりますが、耳慣れない「燃油サーチャージ」とは何でしょう。旅行業界第一位の某社のホームページでは以下のように説明されています。

(以下引用)
 この度下記の航空会社におきまして、燃油原価水準の異常な高騰に伴い、当該燃油費の一部を燃油価格が一定の水準に戻るまでという一定の期間を定めて「燃油サーチャージ(付加運賃・料金)」を国土交通省航空局に申請し認可されました。 この「燃油サーチャージ(付加運賃・料金)」につきましては、通常の航空運賃とは異なる性格をもつ付加的な運賃であって(略)旅行代金には含まれておりません。
(引用終わり)

 そしてこの「燃油サーチャージ」というものが結構高いのです。航空会社にもよるのですが、アジア路線では5000円はします。つまり、ソウル、上海4日間で2万円、と謳ってはいても、実際に航空券を購入するには少なくともさらに5000円程度、プラス空港使用料を支払わなければならないのです。
 それでもこのツアー料金が激安であることには変わりないわけで、一時物議を醸した某携帯電話会社の「通話料0円」の広告よりはましだとは思います。しかしながら、消費者に冷静な判断をさせるためには、この広告はもう少し注意書きを大きくすべきではないでしょうか。

2007国際ロボット展

2007-11-12 23:41:26 | ものづくり・素形材
 ドイツの産業用ロボットメーカーに勤める知人から「2007国際ロボット展」の招待券をもらいました。興味はあるのですが、あいにくこの開催期間はタイ出張と重なっていて出向くことができません。残念です。

 ところで私事ながら、いたずらに馬齢を重ねた結果、とうとう本日をもって私は40歳になってしまいました。完全におじさんの仲間入りです。昔でしたら「不惑」だったのでしょうけれども、私は惑ってばかりです。

深夜残業と生産性

2007-11-09 10:03:41 | 日常
 今週はえらく忙しく、深夜残業の日々が続きました。会社での泊まり込みも1回ありました。会社には仮眠するためのソファーなどはないので、休憩室のパイプ椅子を集めてベッドを作って寝たのですが、寝心地は良いはずがありません。近所に24時間営業のネットカフェが出来たので、次回の泊まり込みの時にはそこを利用してみようかと思います。
 締め切りに間に合わせるためには深夜残業や徹夜の作業も時にはやむをえないとは思いますが、翌日は疲れがたまって生産性は大幅に落ちるので、総合的な見地から見ると生産性にとってマイナスでしょう。

 しかし、深夜の作業は昼間よりもはかどるのも事実です。理由としては、(1)電話に対応する必要がない、どうでもいいような打ち合わせにつき合わされることがない、(2)共用のサーバにアクセスする人間が他にいないのでコンピュータがサクサク使える、(3)そもそも自分は夜型人間だから、が考えられます。(1)、(2)については技術的には昼間でも実現不可能ではないでしょうし、そうすれば昼間の仕事の生産性が向上して深夜産業を余儀なくされる場面は少なくなるように思います。が、難しいだろうなあ。

銀林みのる「鉄塔武蔵野線」

2007-11-06 23:32:14 | 読書
 タイ出張の際、成田空港の書店で機内での暇つぶしになるような本を探していたときに、ふと目に付いて買ったのが文庫版の「鉄塔武蔵野線」です。94年に日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、97年には映画にもなり、一時かなり話題になった小説なので、ご存じの方も多いかと思います。
 簡単にあらすじを説明すると、送電用の鉄塔の美しさに魅せられた少年が、鉄塔が続く先がどうなっているのか確かめるため、夏休みに仲間と二人でフェンスや草むら、無理解な大人たちなど様々な障害を乗り越えながら旅をしていく、というものです。普通の人が価値を見いだしにくいものに夢中になるのは男の子にはよくあることなので、主人公の探求の対象が鉄塔というかなりオタク度の高いものであっても、この作品はワクワクとドキドキがいっぱいの男の子の冒険、というとても普遍的なテーマを描いているといえます。

 夏の少年たちの冒険談、としてだけでもこの小説は大いに楽しめるのですが、「鉄塔武蔵野線」が普通の小説と大きく異なるのは、やはり鉄塔に関する蘊蓄と写真が豊富に盛り込まれている点です。作者の鉄塔に対する並外れた愛情に、読み手もついつい鉄塔に対して不思議な魅力を感じるようになってしまいます。なんだかすごい小説を読んでしまった、と思いました。

脱穀作業を手伝うつもりだったのですが

2007-11-03 18:41:39 | Weblog
 バンコクからの帰国は深夜発、成田朝着の飛行機だったので、昼から田んぼの脱穀作業を手伝うつもりでした。しかし深夜便ではろくに眠れなかったため、帰宅して食事するとすぐに爆睡してしまい、起きたのは夕方。結局ろくに作業を手伝えませんでした。
 来週、続きを手伝うつもりです。


帰国しました

2007-11-03 08:52:50 | Weblog
 バンコク出張から戻りました。わずか3日の滞在でした。バンコクには4万人ともいわれる在留邦人がいますが、中には在タイ30年以上、という強者も珍しくないそうです。そういった方は体も南国仕様になってしまい、秋冬の時期に日本に帰国すると寒さが厳しくこたえるでしょうね。

バンコクに来ています

2007-11-02 07:53:32 | Weblog
 バンコクに来ています。今回の出張は工場見学はなく、政府機関などでの打ち合わせのみです。この時期のバンコクは思っていたほど暑くはなく、長袖シャツにネクタイを締めていても普通に過ごせます。現地の駐在員の方にうかがうと気候的にはこの時期がベストシーズンだとのことでした。
 今夜の深夜便で帰国です。