ASEANへの出張を控え、現地の自動車・部品生産についていろいろとデータを集めているのですが、なかなか興味深い地域です。
ASEANはタイが牽引する形で自動車生産台数が近年急激に伸びている地域ですが、その多くは現地で生産される日本車なのです。日刊自動車新聞社の「自動車年鑑」をもとに2005年の日本車の生産台数シェアを計算してみたところ、フィリピンが100%、タイとインドネシアが約90%、マレーシアは約70%と、日本車のシェアは圧倒的です。ちなみに北米は約28%、中国は約15%ですから、ASEANでの日本車の優位性は際立っています。もっとも、世界最大の自動車市場である北米で生産される自動車の3台に1台近くが日本車、という事実もすごいことなのですが。
ASEANにおける日本車の圧倒的な優勢は、やはり進出の歴史が古く、その長い操業の歴史を通じて、日本のものづくりに通じた人材の厚みや裾野の広い産業集積が現地で形成されていることが指摘できるでしょう。現地では部品メーカー、特に素形材メーカーを中心に見て回る予定ですが、面白い話が聞けそうで楽しみです。
ASEANにおける自動車生産台数の推移
(日刊自動車新聞社「自動車年鑑」より作成)

各国・地域における日系メーカーの生産台数シェア(2005年)
(日刊自動車新聞社「自動車年鑑」より作成)

ASEANはタイが牽引する形で自動車生産台数が近年急激に伸びている地域ですが、その多くは現地で生産される日本車なのです。日刊自動車新聞社の「自動車年鑑」をもとに2005年の日本車の生産台数シェアを計算してみたところ、フィリピンが100%、タイとインドネシアが約90%、マレーシアは約70%と、日本車のシェアは圧倒的です。ちなみに北米は約28%、中国は約15%ですから、ASEANでの日本車の優位性は際立っています。もっとも、世界最大の自動車市場である北米で生産される自動車の3台に1台近くが日本車、という事実もすごいことなのですが。
ASEANにおける日本車の圧倒的な優勢は、やはり進出の歴史が古く、その長い操業の歴史を通じて、日本のものづくりに通じた人材の厚みや裾野の広い産業集積が現地で形成されていることが指摘できるでしょう。現地では部品メーカー、特に素形材メーカーを中心に見て回る予定ですが、面白い話が聞けそうで楽しみです。
ASEANにおける自動車生産台数の推移
(日刊自動車新聞社「自動車年鑑」より作成)

各国・地域における日系メーカーの生産台数シェア(2005年)
(日刊自動車新聞社「自動車年鑑」より作成)

もっと早く投稿していればお役に立てたかもしれませんね。
クーデターがあったり、南部で爆弾テロがあったり、タイについては良くないニュースも最近は多いのですが、最近現地で視察して帰国された方に聞いてみると、そんなの関係ありません、といった感じのようでした。
ベトナム人は一種の中華思想を持っており、彼らにとって歴史的にカンボジアやタイは夷狄扱いだったので、タイがこれだけ発展するのは当然おもしろくないでしょうね。以前ASEAN諸国のスポーツ大会がベトナムで開かれた際、サッカーのベトナムチームがタイを負かしたときはお祭り騒ぎだったそうです。