クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

古写真を楽しみませんか? ―『行田・加須・羽生の今昔』―

2007年12月16日 | お知らせ・イベント部屋
――古写真。
過去の記憶を留めたその写真には、
時代の匂いのようなものが漂っています。

著しく変わっていく町の風景。
見渡す限り田んぼが広がっていたところには新興住宅が建ち、
まだ舗装されていない道にオート三輪車が走り……。
現在の風景と比べると、
その変わり様は一目瞭然です。
それだけ時代は激しく流れてきたということでしょう。

2007年12月16日、昔と現代の写真を載せた本が出版されます。
その本の名は『行田・加須・羽生の今昔』。
過去現在を対比させた写真集です。
懐かしい光景の写真を数多く収録しています。

市制施行のイベントや、
整備・拡張される道路、
木造から近代的な建物に変わる庁舎や駅舎に、
祭りで賑わう人々。
かつての学舎の風景など、
確かに存在した時代の記憶が、
写真の1枚1枚に写し出されています。

『行田・加須・羽生の今昔』に収録された地域は、
タイトルの3市のほかに、騎西町、大利根町、北川辺町の北埼玉郡です。
同書の出版にあたり、わたしも編集に携わらさせていただきました。
写真の解説の執筆には、古老から話を聞いたり、
ずっと昔の広報に目を通したりと、
今年書いた文章の中でもかなり熱が入りました。
ときどき幼い頃に亡くなった祖母の面影が、
写真の風景と重なってホロリとなったり……。

古写真集としてはかなり充実していると思います。
その概要は以下のとおりです。
 
 B4判・大型特製本
 豪華保存版写真集
 限定1500部
 総頁148頁
 収録写真320点
 カラー口絵付
 刊行記念特価9975円
 「変貌する風景・街並み」や「思い出の建物」、
 駅・交通機関の変遷、
 学び舎を収録。
 発行:郷土出版社

もしよければ手にとって見てみて下さい。
1冊の本の中に、
時代の空気がたくさん詰まっています。
懐かしい人やかつての自分に会えるかもしれません……。


羽生駅前の書店“三光堂”の広告より

郷土出版社HP
http://www.mcci.or.jp/www/kyodo/

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢のカルフォルニア(2) ―... | トップ | “ふるさと”を探訪しませんか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お知らせ・イベント部屋」カテゴリの最新記事