クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

羽生の食虫植物“ムジナモ”を見に行きませんか? ―宝蔵寺沼ムジナモ自生地―

2018年07月05日 | お知らせ・イベント部屋
埼玉県羽生市の魅力の1つ。
それは食虫植物“ムジナモ”が自生していること。
つまり野生で生息している。
日本では唯一の自生地だ。

ムジナモは根のない水草。
葉の先端でミジンコなどの微生物を捕えて食べる。

また、夏の暑い時期に「幻の花」を咲かせる。
滅多に咲くことがないため「幻の花」と言われ、
植物学者・牧野富太郎が世界にその名を知らしめたのは、
この花の詳細な解剖図を描いて論文に発表したためだった。
(だからムジナモを見ると出世する?!)

羽生市でムジナモが発見されたのは大正10年のこと。
昭和41年には国の天然記念物に指定された。
羽生市唯一の国指定文化財でもある。

ムジナモは市内のどこに自生しているか?
三田ヶ谷の“宝蔵寺沼ムジナモ自生地”という場所だ。
さいたま水族館やキヤッセ羽生のすぐ近くにそこはある。

そんな貴重な場所を舞台に、自然観察会が開催される。
普段、ムジナモ自生地は立ち入り禁止のため、
見学する数少ないチャンスでもある。

そのチャンスは7月の毎週水曜日と、7月29日。
この機会にぜひ宝蔵寺沼ムジナモ自生地に足を運ばれたい。

<宝蔵寺沼ムジナモ自生地の自然観察会>
▽日 時  7月29日(日)午前11時~午後1時(花が見られる時間帯)、小雨決行、午前10時30分~受付開始
▽集合場所 三田ヶ谷農村センター(羽生市三田ヶ谷2277) 
▽費  用  無料 
▽持ち物  長靴 ※湿地のため足元が若干ぬかるんでいる。
▽対象・定員 小学生以上30名
▽申込み 7月20日(金)までに羽生市役所生涯学習課(058-561-1121 内線314)へ申込。

<宝蔵寺沼ムジナモ自生地の一般公開>
▽日   時  7月11・18・25日(水) 午前11時30分~午後1時00分
▽集合場所   三田ヶ谷農村センター(羽生市三田ヶ谷2277・事前申込み不要)
▽費   用  無料
▽持 ち 物   長靴
▽問合わせ   生涯学習課 048-561-1121(内線314)

※羽生市ホームページより
http://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2018062900013/

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あの坂をのぼれば ―コトノハ― | トップ | 羽生城主・広田直繁伝(15... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お知らせ・イベント部屋」カテゴリの最新記事