クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

声が出ない金曜日

2018年11月18日 | ウラ部屋
羽生市内の稲子集会所へ足を運びました。
高齢者学級の講師としてお話ししたのは「郷土羽生の歴史について」。

古代からの歴史を辿りつつ、
近現代篇では古写真をたくさん使いました。
市制施行間もない頃の駅前の様子や、
昭和30年代の本町通りを写したものなど、
「懐かしさ」を感じられるものです。

とはいえ、単に「懐かしい」だけでは物足りないですね。
その写真から読み取る「ストーリー」を伝えることの必要性を感じました。

ところで、数日前から咳が出ています。
熱はなく、体調不良で講師をとても務められない、というわけではありません。
実際、高齢者学級に足を運び、お話をしました。

ところが、午後になって時間が経つにつれ、かすれていく声。
仕事の電話をかけたところ、
僕のかすれた声で聞きとりにくかったのでしょうか。
電話に出たおばあちゃんは、無言で電話を切りました。

夜になると、声が全く出なくなります。
痛みはないのに、声が出なくなるのは人生で初めてのことです。
なんと不便で心細いものか……。
これでは電話で出前もとれません。

翌日は「羽生学講座」の開催です。
こちらは僕が講師ではないので難を逃れました。
もしも講師を務めることになっていたら、
この声の出ない具合は「中止」レベルです。
稲子の高齢者学級には声がもってよかったと、つくづく思います。

出なくなった声はいつ戻るのでしょう。
これでは電話をかけることもままならず、
窓口対応もできないレベル。
どうしよう……。

ちなみに、稲子集会所の近くには源昌院があります。
分福茶釜で有名な茂林寺の孫寺であり、
境内には石造のタヌキが見られます。
人生で初めて声が出なくなり、まるでタヌキに化かされたような気分です。

こんなときは源昌院を参拝するのがいいかもしれませんね。


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