クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

羽生の空には“バルーン”が飛ぶ? ―はにゅう萌え(49)―

2012年05月21日 | はにゅう萌え
年表を繙くと、
羽生市で“バルーンフェスタ”が初めて開催されたのは、
平成7年(1995)の4月である。

現在は“スカイフェスタ”の名で、毎年5月に開催されている。
実は、羽生は空の町だったのだ。

平成7年と言えば、ぼくは高校2年生だった。
(年がバレてしまうな……)
16歳の空からバルーンが飛び始めたことになる。

ちなみに、恋愛しかしてなかった高校時代に、
スカイフェスタをデートに使ったことは一度もなかった。
スカイフェスタの朝は早い。
朝6時頃にはバルーンが飛び始め、
朝寝をしていたい高校生にはややハードルが高いかもしれない。

でも、いま思うと一度くらいはデートに使えばよかったかもしれない。
5月の空を彩る数々のバルーンは、
結構ロマンチックに見えると思う。
それで相手のハートを射止めようなどと魂胆を抱いてもいいが、
純粋に綺麗な思い出になったに違いない。

いまは利根川の土手の上にある“道の駅”が会場となり、
バルーンの競技が終わっても、
B級グルメや着ぐるみのゆるキャラたちと楽しむことができる。
あまつさえ、係留バルーンもある。

夜遊びは怒られても、
朝早い分にはさほど厳しくはないだろう。
乗り的には、始発電車でディズニーランドへ向かうようなものだ。

そんなことは考えずに、
平成7年と8年の高校時代をやり過ごした。
16歳で見上げる空といまとでは、全く違っているのかな……。
そんなことを思うと、ちょっと切ない。

※最初の写真は羽生スカイフェスタ(埼玉県羽生市)

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