〔14.12.30.日経新聞:企業面〕
カルビーの2014年4~12月期は本業のもうけを示す連結営業利益が前年同期比15%増の180億円強になりそうだ。4~12月期としては過去最高を更新する。国内はポテトチップスの販売が堅調なほか、朝食用に人気のシリアル「フルグラ」も大きく伸び、収益をけん引する。海外も米国などが好調で、円安による一部原材料の価格上昇を吸収する。
売上高は9%増の1630億円前後になる見通し。国内は「堅あげポテト」などの販売が底堅く推移した。フルグラは2月に生産能力を5割増強した効果に加え、積極的な販売促進策をうって朝食需要を取り込んだ。
海外では北米が伸びる。好調な豆のスナック菓子の品ぞろえを強化し売り上げが倍増しそうだ。韓国では新製品「ハニーバターチップ」が大ヒットとなり、売上高を数億円押し上げる見通し。一方、販売戦略を再構築している中国は想定以上に苦戦しているようだ。
カルビーは原材料のジャガイモの大半を国内で調達する一方、コーン類やドライフルーツなどを輸入し、円安はコスト増要因となる。販売増による稼働率改善で吸収する見通し。4~12月期までほぼ計画通りに進捗しており、営業利益で前期比14%増の225億円と最高益を見込む従来予想は変えないとみられる。
カルビーの2014年4~12月期は本業のもうけを示す連結営業利益が前年同期比15%増の180億円強になりそうだ。4~12月期としては過去最高を更新する。国内はポテトチップスの販売が堅調なほか、朝食用に人気のシリアル「フルグラ」も大きく伸び、収益をけん引する。海外も米国などが好調で、円安による一部原材料の価格上昇を吸収する。
売上高は9%増の1630億円前後になる見通し。国内は「堅あげポテト」などの販売が底堅く推移した。フルグラは2月に生産能力を5割増強した効果に加え、積極的な販売促進策をうって朝食需要を取り込んだ。
海外では北米が伸びる。好調な豆のスナック菓子の品ぞろえを強化し売り上げが倍増しそうだ。韓国では新製品「ハニーバターチップ」が大ヒットとなり、売上高を数億円押し上げる見通し。一方、販売戦略を再構築している中国は想定以上に苦戦しているようだ。
カルビーは原材料のジャガイモの大半を国内で調達する一方、コーン類やドライフルーツなどを輸入し、円安はコスト増要因となる。販売増による稼働率改善で吸収する見通し。4~12月期までほぼ計画通りに進捗しており、営業利益で前期比14%増の225億円と最高益を見込む従来予想は変えないとみられる。