日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

郵政3社、11月上場へ 東証、来月10日にも承認

2015年08月15日 | 34.IPO銘柄
(日経8/15:政治面)
 日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の郵政グループ3社が、11月に株式を同時上場する見通しになった。東京証券取引所が9月10日にも上場承認する見通しで、上場日は11月4日を軸に調整している。1987年のNTT以来となる大型の新規株式公開(IPO)が実現に向けて動き出す。

 郵政3社は今秋の株式同時上場を目指し、東証に対して6月末に上場を本申請していた。すでに社長へのヒアリングなどの手続きは終えており、審査は最終段階まで進んでいるもようだ。

 東証による審査と並行して、3社がそれぞれ1対30の株式分割を実施するといった準備も進めている。株式を分割することで1株あたりの株価が下がるため、個人投資家にも株式を販売しやすくなる利点がある。

 上場承認後、郵政3社は海外を含む投資家向けの広報(IR)活動を本格化する。並行して主幹事証券各社が投資家の需要調査を行う。10月中下旬にかけて、まずゆうちょ銀、かんぽ生命の金融2社、続いて日本郵政の順に売り出し価格を決める流れだ。

 上場後の時価総額はグループ全体の持ち株会社である日本郵政で7~8兆円になるとの試算がある。政府は郵政3社株を売却し、得た資金を復興財源に充てる方針。今回の新規上場時を含めて総額4兆円を充当する。

 郵政グループは傘下のゆうちょ銀行が三井住友信託銀行、野村ホールディングスの2社と共同で個人向け資産運用会社を設立することを決めるなど、上場後を見据えた成長戦略づくりを進めてきた。


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