日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

中国株、緩和期待で上昇 上海指数、6年10カ月ぶり高値

2015年03月18日 | 中国
〔15.3.18.日経新聞:国際1面〕


 【上海=土居倫之】中国株が上昇している。17日の上海株式市場で、上海総合指数は2009年8月に付けたリーマン・ショック後の高値を上回り、約6年10カ月ぶりの高値を付けた。全国人民代表大会(全人代)が終わり、追加金融緩和や規制緩和など政策期待が広がり、幅広い銘柄に買いが入った。

 上海総合指数の17日終値は前日比1.6%高の3502と08年5月以来の高水準だった。心理的節目の3500に乗せた。売買代金も約6000億元(約11兆8000億円)と大きく膨らんだ。

 中国経済の成長減速が鮮明ななかで株式相場が上昇しているのは、政策期待に加えて個人マネーが株式市場に流入しているという需給要因が大きい。住宅市場の下落に加えて、個人向け高利回り金融商品である理財商品のリスクが個人に意識され始めている。資産運用手段が限られるなか、消去法的に株式が買われている面もある。株高を受けて上海上場銘柄の平均PER(株価収益率)は17.55倍まで上昇している。

 上海株以外も高値更新が相次いでいる。深圳証券取引所のベンチャー企業向け市場「創業板」の株価指数は16日に2142と過去最高値を更新した。香港取引所との株式相互取引が深圳市場でも近く始まる見通しで、外国人マネー流入期待が高まっている。

※ブログ主補記:中国の不景気ぶりは周辺の豪州やアセアン諸国の経済まで低迷させる程ですし、それは資源価格の低迷にも表れているのですが、不思議なこともあるものです。日米欧の株高でリスクマネーが供給された面と、やはりこの国ならではの官製相場が背景にあるのではないかと察する次第です。

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