日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

乗用車8社の世界生産最高 昨年3年連続、北米けん引 国内低調も輸出増の兆し

2015年01月29日 | 17.輸送用機器
〔15.1.29.日経新聞:企業1面〕


 国内乗用車8社の2014年の世界生産台数は13年比3.4%増の2621万927台となり、3年連続で過去最高を記録した。トヨタ自動車のほか日産自動車、ホンダなど6社が最高だった。好調な北米需要を背景に海外生産が増えた。国内生産は低調だったが、円安を追い風に14年12月は1年1カ月ぶりに輸出が増加に転じるなど持ち直しの兆しが出ている。

 28日に8社がそれぞれ生産実績を発表した。レクサスブランドを含むトヨタ車の世界生産は前年比1.3%増の900万4825台となった。やはり過去最高となったダイハツ工業のほか日野自動車を含むグループ全体でも1.7%増の1028万5546台と最高を更新した。

 スズキの世界生産台数は6%増の301万6710台と年間で初めて300万台を超えた。インドなど海外販売が伸びたことが寄与した。富士重工業も過去最高だった。

 8社の海外生産台数は4.7%増の1699万2552台。海外生産が増えたのは為替に影響されにくい生産体制の構築が進んだためだ。日産は北米向け新型「ムラーノ」の生産を現地に移管した。マツダもメキシコとタイで新型「デミオ」の生産を始めたほか、新型「アクセラ」をメキシコで生産している。

 14年の国内生産は13年比1.2%増の921万8375台だった。通年では消費増税前の駆け込み需要で伸びたが、単月では12月まで6カ月連続で前年同月比マイナスとなっている。

 ただ、円安傾向が続いていることが、輸出の追い風になる。14年通年の輸出台数は13年比4.9%減の412万2545台だったが、12月単月では1年1カ月ぶりに前年同月を上回った。日産は北米で生産しているSUV(多目的スポーツ車)の一部を国内で生産する検討を始めた。今後、輸出台数が持ち直すかが、国内生産の動向に影響を与えそうだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。